タクシーは事故が多いのでしょうか?
常日頃、事故を起こさぬよう努めてはいるのですが、
職業柄いちばん事故に遭う確率が高い仕事ではあります。
他の一般ドライバーに比べ、走行距離は当然多く、運転の内容もリスクが高い。
同じ走行距離でもタクシーと一般車ではタクシーの方が事故に遭うリスクが高い運転を求められる。
キロ当たりのリスクはタクシーの方が断然たかいので、一概に一般車よりタクシーの方が事故が多いというのはある意味正解ではない。
そら1日中街中を走り、お客さんの無茶ぶりにも対応しているのだから事故に遭う確率は高くて当然です。
プロのドライバーと言われても、1週間ほど教習所に通うだけでそのライセンスは取得できる。
宇宙飛行士みたいに何年もかけてトレーニングを積んでいるわけではないのです。
運転をしてお金を稼いでいるのだからプロではあるが運転技術に関しては決して全員がプロではない。
ある大学の研究では、人間は簡単な足し算や引き算の問題でも、数をこなすといつかは間違えてしまうという結果があります。
思い込みや錯覚が起こり、簡単な問題でも間違えてしまうというもの。
必死に間違えを起こさないよう集中する人は、いつかは集中力が途切れ間違えを起こす。
こんな簡単な問題間違える訳がないと思う人は、いつかは計算が疎かになり間違えを起こす。
危険運転や違反行為を除いて、
事故もこれと似たようなものがあり、人間である以上どれだけ注意していてもミスは起こってしまう。
事故を起こす確率を減らすには人間の特性を理解する事が一番有効だと思っております。
人間は簡単な問題でも簡単に間違えてしまうものだと理解することが一番大事なのかなと思っているのでございます。
決してタクシーの事故は仕方のないことだから許してねという話しではございません。
事故を起こさないよう「気をつけて運転する」ではなく、思い込みや錯覚がすぐに起こってしまうことを理解し、常日頃安全確認を習慣化するのが一番の近道。
誰も来てないから確認しないではなく、誰も来ていないという思い込みが間違っていないか確認する必要がある。
今日も安全運転で頑張ります

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