写楽!

何の広告に使われたものかと言えば

富士ゼロックスのハンディ転写マシン

「写楽」

1988年発売54,800円也

当時としては画期的な機械だった

しかし何が画期的かはうまく説明できない。

とにかくすごいマシンなのだ

このイラストの元になったのは東洲斎写楽の役者絵。

実在の役者を写楽が自分なりの絵にし、それをさらに

ひこねのりおが自分なりのイラストにしている。

シンプルなわりに苦労の多かった作品である。

 

ふと「写楽」と銘打っておきながら

イラストには歌麿を使うなんて出落ちのような

広告にしたら面白いんじゃないかと思ったが

日本広告審査機構JAROの

「ウソ、大げさ、紛らわしい」のうち

二つにひっかかりそうなので

やっぱり写楽は写楽であるべきかな。