龍馬が、寄進した歯痛観音 | 北条対い蝶

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静岡市清水区八木間町

「西来寺」

本堂前庭に安直されている如意観音石像のことを

歯痛(はいた)止め観音

略して「歯痛観音(はいたかんのん)」と言います。

由来は、幕末に
京から江戸へ向かっていた坂本龍馬が、東海道 興津宿の西村屋という旅籠へ泊まっている時、歯痛をおこしました。その時、龍馬は、一心に観音様に「歯の痛みを止めてくれ 願いが叶ったなら あなたの石像を刻んでこの部屋の外の庭に据え付けます。」と一生懸命にお経を読み、お祈りしたところ 朝になったらすっかり痛みが消えたそうです。その後、龍馬は、約束どおりに石の仏様を西村屋の庭へお祀りしました。それから時もたち旅籠も廃業となり、昭和になって50年後、子孫の方が、このお寺の境内にお祀りし今に至っています。

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歯痛観音

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