5月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1906
ナイス数:4

 

💬5月に読んだ本をまとめました。

6冊!結構読んだ方です。

この6冊は全て面白かったキラキラ


緋色の研究 (新潮文庫)緋色の研究 (新潮文庫)感想
ホームズとワトソンの出会いが書かれている。1作目なのにこの話を知らなかった。第一部はワトソン目線でホームズの行動と事件の発端から犯人確保まで。第2部は犯人の過去と復讐に至るまでの背景。第2部が壮大すぎて驚いた。236ページでこの内容のボリューム、短編よりも長編のほうが読みごたえがある。展開が気になり夢中で読んだ。
読了日:05月06日 著者:コナン ドイル
失楽園のイヴ (講談社文庫)失楽園のイヴ (講談社文庫)感想
コバルト文庫「KZUシリーズ」のアナザーストーリー。高校生男子が主役なのに大人っぽい話だった。藤本ひとみさんの筆力で一気に読み終わった。主役の上杉和典がこれからどういう女性に出会うのか、医者になるのか数学を研究するのか知りたい。大椿の行動には驚いた。一途だったけど、一途すぎて周りが見えなくなるのは怖い、というのはこういうことかと分かった。調べてみるとこのシリーズの講談社文庫の続編が文庫と電子書籍で発売されている。
読了日:05月09日 著者:藤本 ひとみ
ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 (角川文庫)ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 (角川文庫)感想
実在の出版社や書店名が出てくるのが面白いところ。想像をかき立てられる。犯人が意外すぎて、その人なの?という気持ち。自殺した息子の昌哉さんも李奈が喫茶ドロテに行ったときにはすでに亡くなっていた。岩崎か嶋貫の周りに犯人がいた方がよかったのではないか、嶋貫を調べていたところまでは面白かったが。続編も読みます。
読了日:05月13日 著者:松岡 圭祐
遺跡発掘師は笑わない まだれいなの十字架 (角川文庫)遺跡発掘師は笑わない まだれいなの十字架 (角川文庫)感想
今作は前2作に比べれば分かりやすかった。読みにくい漢字もなかった。島原の乱、天草四郎。宗教の違いが人を残酷にするものなのか。キリシタンを迫害する様は恐ろしかった。島原の乱、キリシタン迫害、戦争、原爆、60年代闘争とたくさんの問題が書かれていた。作中の鉄錆(てつさび)の話に心が動いた。今の年齢になったから分かる、20代前半の無量やミゲルには意味が分からないだろう。
読了日:05月21日 著者:桑原 水菜
ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 II (角川文庫)ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 II (角川文庫)感想
1作目と比べるとストーリーの流れや内容は面白かったのだけど事件の内容の刺激が強くて好みではなかった。「告白・女児失踪」は映画化をちらつかされて、書かされたのだろうか。黒幕(犯人)の正体には今作も納得いかない。出版社、編集プロダクション、書店の関係性が書いてあるところがよかった。
読了日:05月23日 著者:松岡 圭祐
遺跡発掘師は笑わない 悪路王の右手 (角川文庫)遺跡発掘師は笑わない 悪路王の右手 (角川文庫)感想
奈良、島根、長崎と巡って4作目で東北の岩手。陸前高田と平泉が舞台。源義経や蝦夷という名称が出てくる。岩手県のいろいろな地名が登場するので岩手県民が読んだら面白いだろう。若干漢字が難しい。次巻の「悪路王の左手」へ続くようだ。
読了日:05月30日 著者:桑原 水菜

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