その日のMくんはしつこくて
だけどそのまま流されるのもイヤで
まずは整理したくて
「今日はダメ。とりあえず明日まで考える」と言った


翌日の夜に
ちょっとした集まりがあって
そこにMくんも来ることになっていた

翌日、集まりが終わってMくんと2人になって
Mくんはすっかりその気で
私も好きだという感情に素直になって
そのまま結局結ばれてしまった


Mくんは
私の事を呼び捨てで呼んだり
好きだと何度も言ったりしてたけど
付き合うのは頑なに拒んだ

私の第一印象は魅力的な人だったし
これからも長く付き合いたいから
やっぱり特別な関係にはなりたくないと言う

Mくんが言った「好き」は
私を喜ばせる為のもので
その場を盛り上げる為のもので
本気じゃないと思ったから
言われる度に
「早く好きになって」
「私はやっぱり特別になりたい」と言った

Mくんはじゃあこれから
自分の考えが変わるように頑張ってと
いたずらっ子のような笑顔で笑った


その日からもこれまでと変わらない感じで
仕事終わりにたまに会って
いつもみたいにいっぱい話をしてる


私は会う度に
「まだ好きにならないの?」
「早く私を好きだというキモチに気付いてよ」
「自分のキモチに素直になって」
「大好きー!」
などと思いつくままにMくんに伝えるようになった


Mくんは
その都度、変わらず彼女は作らないと言い張って
いろんな言葉で私を説得しようとしてくるけど
なぜだか私には全く響かないから
「大丈夫!Mくんには私しかいないから!」
「絶対、潜在意識は私だと気付いてるから!」
「まぁ試してみてよ」
「私はどんなMくんも好きだから」
「いなくなったりしないから」
などと跳ね除ける


その都度Mくんは爆笑しながら
「ホント、ポジティブだよね」
「メンタル強いよね」
「何言っても堪えないよね」
「鋼のメンタルだね」
などと言ってくる


うんうん何とでも言ってよ
絶対Mくんの相手は私だから。
私はメンタルが強いんじゃなくて
ただ確信してるだけなんだよ
Mくんが気付くのを待ってるだけなんだよ
だから早く気付いてね

そんなやりとりを毎回繰り返す

これはこれでネタみたくなってて
2人で楽しんでる


Mくんを統計学的にみると
性格的に慎重で疑い深いとなってるから
やっぱりどの占いでも言われたように
時間はかかるんだと思う

だけど、私の直感と確信がある限り
私はこのままのスタイルを貫くつもりでいる

Mくんに何と言われても
本気で嫌がられない限りは
楽しみながら
仲を深めていけたらいいなと思う