結局前日に彼が来て
帰宅するのが遅くて
その人に一応連絡したけど
寝てたみたいで
当日の朝になって電話があった。


時間と場所を決めてから
準備がしたいし
電話を切ろうと思ったけど
その人はそのまま話し続けていた。
割とベッタリいたい人なのかもと
思いながら準備を進める。

待ち合わせ場所に着くまでも
何度かやりとりをして
2回目のデートが始まった。

今回はショッピングがメインで

あちこち車で移動しながら

間で食事もして

ずっと色んな話をして

楽しかった。


私がずっとしたかった

一緒にずっといて

感想言ったりしながら

見て回るというショッピングを

その人は叶えてくれた。


モラ夫と付き合い始めてからずっと

一緒に行っても

ショッピングはいつもバラバラで

会計の時だけ戻ってくるという

感じだったから

新鮮だし嬉しかった。


ずっと楽しい時間だったし

デートらしいデートを

何十年振りにした。

デートってこんなだったな〜って思った。


帰り際

車まで戻る時に

その人が手を繋いできた。


私は

恋人つなぎより普通につないでみたいとか

そんなことを言ってちょっとふざけた。


車の所まで着いてバイバイする時に

その人が私の頭を少し撫でて

じゃあまたねと別れた。


それから2時間後くらいに

会いたいよとメッセージが届く。


さっきまでずっと一緒にいたのに?

私のこと好きなんだね

とまた私はふざけて返す。


やっぱりなかなか好意を

素直に受け入れられない私がいる。


その人から

好きだよと届いた。


私はとりあえずの今のキモチを

その人に送った。


「私は好きになるのに時間がかかる人だけど

あなたの考え方とか行動力とか

ステキだと思うしやりとりしてて楽しいし

これから会う回数が増えるにつれて

きっと好きになるんだろうなって

予感はしてるよ。

初めて会う前から

こんな人と出会ったのは

すごいことだなって思ってたよ。」


そして仕事が終わってから

電話がかかってきた。


私が一体どう思っているのか

全く分からなかったから

キモチが分かって良かったと言ってくれた。


ただ私が

もしもきちんと好きになったら

あまり会わなくても大丈夫だと

伝えたことが引っ掛かるらしい。


自分は会いたいからって。


あなたは寂しがり屋でヤキモチ焼きだよね?

と聞くと

どうして分かったのかと笑う。


私はお店もあるし

ヤキモチ焼きなら余計

嫌な思いをさせてしまうと思うから

そこが気になると言うと

若い頃なら嫌だったかもしれないけれど

今はそれは仕事だからと思えるからと言った。


これからどうなっていくのかな。


先は分からないけど

やっぱり私の中から彼が消えていかない。