「冬の風」というギロックの曲があるんです。


この曲、4分の6拍子で、右と左のメロディーがいっぱい入れ替わるんですよね。


急に寒くなりましたし、なんか面白い曲だなぁと思って長女とやってみたら、拍子が慣れないせいか、長女としては「好きじゃない」と思ったようです。


ありゃま〜。母、選択ミス!…というか、曲の選択権は、基本長女にあるんです。弾く曲はタイトルや、楽譜の挿し絵をみたり、ディズニーやジブリなら聴いて好きな曲を選んで弾いております。


個人レッスンも、そんな感じで「練習している好きな曲から、先生に聴いてもらいたい曲、先生に聴いてもらったらもっと上手に弾けるであろう曲」を弾いて(長女としては先生に褒めてもらえるだろうと勘違いしている曲を数曲書き出して行く)そして、まんまと大量のお直し(笑)課題?助言をいただきまた家で取り組み、お直しをお直しできたと勘違いし、ぼちぼち弾きながら次の曲も弾いていく…という感じです。


つまり、先生に楽譜の紹介はしてもらっても、「この曲を弾いてこい」というような課題はないんですよね。

我が家の場合は幼児科の「ぷらいまりー」の曲は、テキストに従って取り組みますんで、それが土台となる課題なのかなぁと思っております。


好きな曲を聴いてほしくて、バーナムも結局あまり進んでおりません。たまに先生から、「バーナムの中から、好きなの弾いてごらん?」と言われ(これも好きなやつでええんか!)結局バーナムも弾き方が色々あるからやれたらやってみてね!と笑顔の鬼アドバイスが入ります。バーナム導入は家ではグループ4までを朝練習で5〜10分、好きなものをまんべんなく弾くという取り組みをしてます。冬休み中にグループ5を取り組みたいです。



なので、アメブロをみてる限り、もっときちんとヤマハのオプション個人やってるお子さんとは、お恥ずかしいんですがやってる内容が違うのです。…ですが、親の私としては本当に長女のオリジナルレッスンでありがたいなって感じです。


ジュニアになれば、グループだけじゃなく個人レッスンにもヤマハカリキュラムの教本があるので、嫌でも色々弾かないといけないだろうし、今は長女の場合は「上手くなりたい気持ち」を育ててあげたいなぁと思っております。…この部分を超えている子が、がっつり弾いてレッスンしている子になるのかなと思います。


一度、少し不安になって先生に「バッハとか弾いた方がいいんですかね⁈」ってきいたら(あぁ…アホな質問!)

「…そのうち弾かなきゃいけなくなるから、今は弾きたい曲を弾くのが一番ですよ」と言われ。あぁ…ありがとう先生ってなりました(笑)

良い先生ってどんな先生なんですかね?良い母親ってどんな母親なんですかね?きっとその正解は、娘が生涯を終える時にわかるのかな〜いや、わからないかも。



まぁ、話は戻りまして「長女、苦手な楽譜に向き合う件」です。

「冬の風」は「たまにはさぁ、ママのリクエストにも応えてよ!冬っぽい曲聴きたいし!」と言って長女も快諾でスタートしたんですが、譜読みをしつつ…あ、これ良くない雰囲気だわ…ってなったので、とりあえず譜読みだけは完了させて、そのまま放置してたんですよね。


他に弾いてる曲が数曲ありますし、長女も弾かないならいいや…こういうことも経験さ!くらいに思ってましたが、

「冬の風…頑張って弾く!」

と突然言われしまい!いや、無理して弾かんくてもいいんよ…というわけで、2人で(と言いつつ私が一方的に)曲の向き合い方について話をしました。


ちょうど少し前に投稿させていただいた、戦場のメリークリスマスについて話ました。

小学生の頃には良さがわからなくても、大人になって良さがわかったり、そんな曲をまさか自分が子どもを産んで、その子がピアノ大好きになってクリスマスコンサートで一緒に聴くなんて思ってもみない幸せだよ。←なんか絵本か作曲かでもできそうな勢いだぜ!投稿してたおかげで話もまとまってたぜ!


という話と、人間関係と同じで、曲も合う合わないはあっていいかなと思うよ。長女は今は色々な曲に出会う事が大切だと思うから、弾けることが全てじゃないと思うよ。色んな曲に出会って、色んな関わり方すればいいよ。



…って話を年長の娘にしました(笑)

んで、結局譜読みしてから一週間以上放置していた「冬の風」を弾きました。(私は弾くんかい!と思いましたが…)

すると、意外に弾けました。…他の曲を弾いているからかもしれませんが、長女も思っていた以上に弾けたようで、「もうちょっと頑張って明日からも弾いてみる!」と言ってました。


導入期?そろそろ個人レッスンは1年経つので導入は終えた段階かもしれませんが、長女が長女らしく音楽に向き合い始めたのかなぁと思った出来事でした。


ここまで辿り着いていただきありがとうございます。