今年はまって見ているものにNHK大河ドラマがあります。
母が施設に入居していた時、日誌みたいなものをつけていて、日曜日になると「のど自慢」と「大河ドラマ」が書かれていました。
それで、私もこれらの放送を見るようになり、昨年勤めを辞めて時間も多くあるようになったので、朝ドラと大河ドラマの放送時間になるとテレビの前に陣取ってしっかり見ています。
昨日の「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 」第37回「地獄に京伝」を見ながら思ったのですが、朝ドラ「あんぱん」の脚本が中園ミホさんでフィクション部分の伏線の回収が丁寧だなと思ったのですが、「べらぼう」の脚本、森下佳子さんも登場人物の描き方で同じように感じました。
今回、山東京伝が描かれますが、花魁との関係性とか興味が出て、Wikipediaで調べて見ました。
山東京伝 - Wikipedia
山東京伝は吉原の遊女を2度も妻に迎えているのですね。今回の登場は菊園でしたが、ほどなく死別の後、玉の井(百合)を妻にしその妹を養女にしています。なかなか濃い人生だったようです。生年月日・没年月日がはっきりしているのも江戸期の市井の人としては珍しいですね。
森下佳子さんの脚本は吉原の遊女たちの生きる姿をしっかり拾っているように思います。
遊女だけではなく、蔦重の妻や喜多川歌麿の妻も印象に残る描き方になっています。
今回の大河ドラマは戦場シーンがない分、しっかり人間ドラマになっていて(その意味で朝ドラ的と言えるかも知れません)、前回の恋川春町もいろいろ知りたくなって調べました。
やはり実際にいた人物のことをその時代も含めていろいろ知ることができるのは、フィクション部分が多くあるにしても大河ドラマや朝ドラの楽しみですね。