こんにちは。ひこちゃんです。
今回ご紹介する本も作業療法士の先生からお借りした本です。メアリー・エレン・コープランド氏の「元気回復行動プランWRAP」という本です。
本書を読んで印象的な節に、クライシス(危機的な状況)の後に、病気以後の「生活史」を歩んでいけるようにする、それがおおよその目標にするのが良いとのことがあります。これらWellness(元気)、Recovery(回復)、Action(行動)、Plan(プラン)を目的とし、私は、これを予めWRAPを用意しておくことにより、クライシス以後の生活をより良くすることなのだと解釈いたしました。
まずはじめにWRAPがあり、クライシスプランがあり、クライシス後のプランを用意します。考えてと言われて考えるのは難しいようですが、一日30分、いっきにでなくていいから、一つづつ項目を埋めていくのならば私にもできるのではないかと思いました。これらは日常生活管理プラン(またはリスト)ともいうそうです。
1、いい感じのときの自分
2、毎日すると良いこと→ときどきすると良いこと。
3、引き金→引き金に対応→注意サイン→注意サインに対応。
4、調子が悪くなっているとき(クライシス)→クライシスへの対応プランを書く。
もしもクライシスになってしまっても、予めこれらを用意しておけば予後は良くなると思います。レスパイト(一時療養)までいければ、後からもクライシス後のプランを考え、サポーターを得ることができそうです。
今までます第一に考える機会などなく、この本を手にとって考えることの大切さを知りました。予めプランを用意し、サポーターを得るという考えがなかったです。残念ながら本書を紹介されるまで、それらしい時間を得る機会がありませんでした。しかし、これらはとても重要なことだとは理解しました。この本書には書き込めるスペースもあり、読みながらメモすることによって、読み終わる頃にはプランを完成させることも可能だと思いました。私も機会があれば先生に頼んで、書き込めるスペースのコピーをいただき、読みながら一日30分でも良いからプランを練っていきたいです。