先日『触圧覚刺激法とは⑤』で、筋感覚について書きました。
筋感覚がとても優れたアスリートといえば、MLBシアトルマリナーズのイチロー選手があげられます。
そのイチロー選手が渡米前にパワー負けしない為に、筋トレにより体重を4k増やしたそうです。しかし、イチロー選手をもってしても筋量増加による違和感をそのシーズン中、払拭できなかったそうです。
おそらく、筋肉が伸びた縮んだ、どの位力を発揮しているかといった筋感覚や関節をどの位動かしているのか、どの方向に力が掛かっているのかといった関節覚や身体全体の感覚である平衡覚がかみ合わず、イチロー選手の記憶されている運動感覚と合わなかったのでしょうね。
大脳皮質運動野から記憶された運動感覚に基づいてだされた命令によって筋・関節が動き小脳の働きなどにより微調整されます。
この時、末梢から上がってきた運動感覚や種々の感覚が脳幹網様体でマッチングされ、更に小脳から修正が行われます。
この修正は容易ではないでしょうね。
きっとイチロー選手は自分の感覚と闘いながらプレーしていた…
凄い事です。
こういう場合、運動修正が必要ですね。考えられる手段は
先ず
神経‐筋協調運動であるPNF、体幹の深部筋をコアトレーニングで意識させ、DYJOCトレーニングで下肢筋感覚を連動させ…
その上でプレーするのだから大変な事です。
ではこの状態で触圧覚刺激法を行うとどうなるのでしょうか?
部分的な改善は瞬時に得られます。その上で協調性を高めていけば良いので、関節運動の連動性はスムーズに獲得し易く、例えば失われたフォームの巧緻性や筋肥大による可動域の低下などは直ぐに改善できるでしょう。
後は、筋収縮のタイミングだけです。
これも、動きが戻れば微調整し易くなります。