施行日:2022年6月1日(水)
競馬場:浦和競馬場
距離 :芝左回り1,400m

イグナイター

前走Jpn3かきつばた記念では、道中は3番手でレースを進め、3、4コーナーで差を詰めると、直線は外から先頭に立ち、内の各馬をねじ伏せて、勝利しました。

 

最内枠から好スタートで、砂の深いラチ沿いを避けるように外へ切り込み、3番手で折り合って、レースを進めました。

内を避けるようにコーナーを回り、4コーナー出口では先頭に並ぶと、直線で先頭に立ち、この馬の内を通った中央勢の各馬をねじ伏せました。

 

これで交流重賞2連勝としましたが、地方の馬場の1400mの距離ならば、今ならば中央馬よりも強いということなのでしょう。

もちろん、最内枠からうまく外に出せた、田中学騎手の好騎乗もありましたが、好騎乗だけでは交流重賞2連勝はできないので、完全に本格化といえるでしょう。

 

当然、今回も首位争いの筆頭格だと思います。

トリッキーな浦和競馬場ですが、先行馬ですし、小回りも苦にしない馬ですので、気にするところでもないと思います。

 

地方馬のライバルとして、南関所属馬も多くなりますが、地方馬ナンバーワンを確たることにするレースになるでしょうか。

エアスピネル

前走Jpn1かしわ記念では、道中は中団を追走し、4コーナーから仕掛けられましたが、直線でも差を詰められず、5着でした。

 

外枠からポジションを取りに行きましたが、コーナーワークでポジションが下がったこともあり、中団を追走することになりました。

4コーナーから追われたものの、直線では、前との差がむしろ広がっていき、前とはかなり離された5着に入るのがいっぱいでした。

 

器用さを生かすタイプなだけに、8枠の時点で終了という内容でした。

前残りで決まっただけに、中団追走になったのも厳しかったでしょう。

 

器用さが武器の馬で、豪快なレースが得意なM.デムーロ騎手と手が合っているかといわれると疑問ですが、今回は昨年2着の舞台です。

外枠だとコーナーワークで不利になりやすいと思われるので、今回も内枠を引いてどこまで迫れるかというところでしょう。

ティーズダンク

前走南関オープン競走プリムローズ賞(浦和1400m)では、道中は中団を追走し、直線入り口で先頭に立つと、手綱を抑える余裕も見せ、勝利しました。

 

最内枠から内の馬の動きを見るように序盤を運び、内目の中団につけ、2コーナーで馬群の外に出すことができ、向こう正面から押っつけ始めました。

3コーナーから本格的に追われると、直線入り口で先頭に立ち、ある程度の差をつけると、鞍上の和田譲治騎手はターフビジョンを見ながら手綱を抑えつつ、ゴールしました。

 

単勝オッズ1.2倍の支持に違わぬ勝利でした。

確かに、南関オープン競走のわりには小粒なメンバーでしたが、最後までレースをしたわけではないので、疲労を残さずに今回のレースに挑めるのはプラスでしょう。

 

昨年のJpn3テレ玉杯オーバルスプリントで2着に入っているように、交流重賞も問題ない馬です。

地方馬にも強敵がいる中でのレースとなりますが、地元馬の意地を見せることができるでしょうか。

シャマル

前走Jpn3東京スプリントでは、道中は外目4番手でレースを進め、直線に入って先頭に並ぶと、3頭のたたき合いを制し、勝利しました。

 

まずまずのスタートから4番手まで押し上げて折り合い、そのまま外目4番手をキープして3コーナーを迎えると、4コーナーで一気に前との差を、手ごたえ良く詰めました。

直線で先頭に並ぶと、内のギシギシが粘り強く抵抗し、さらに外からリュウノユキナも突っ込んできて、3頭のたたき合いとなりましたが、最後はリュウノユキナをハナ差封じました。

 

初の地方ダート、初のナイター、初の重賞挑戦と、初物尽くしの前走でしたが、全く動じることなく、自分のレースを進め、重賞初制覇となりました。

川須栄彦騎手も地方競馬の騎乗が多くない騎手で、交流重賞は初でしたが、お手馬とのコンビでつかみ取った勝利は格別でしょう。

 

今回は初の距離延長になります。

重賞勝利馬として挑む一戦となりますが、距離延長に加え、トリッキーな浦和のコースですので、前走ほど楽ではないでしょう。

 

マークも厳しくなると思いますし、どんなレースになるでしょうか。

ヘリオス

前走Jpn3かきつばた記念では、道中は4番手を追走し3、4コーナーは内を突いて上がって行くと、直線は外に出して伸びましたが、勝ち馬をとらえきれず、2着でした。

 

大外枠から位置を取りに行き、1、2コーナーのコーナーワークもあって、4番手につけました。

3コーナーで内を突き、4コーナー出口でうまく外に出して、直線を迎えましたが、2走前のJpn3黒船賞に引き続き、またしてもイグナイターを交わすことはできませんでした。

 

今回もイグナイターがいるので、目の上のたん瘤というところですが、この馬も重賞で3連続2着と、最後は堅実に差を詰めています。

イグナイターがいる分、頭までは今回もどうかですが、堅実に突っ込んでこられるとなれば、馬券圏内は必至です。

 

もうワンパンチあれば、重賞初制覇もある馬でしょうし、今回はどんな走りになるでしょうか。

 

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