施行日:2022年5月21日(土)
競馬場:中京競馬場
距離 :ダート左回り1,900m

ウェスタールンド

前走G3アンタレスステークスでは、道中は馬群からかなり離れた最後方を追走し、直線は外から追い込みましたが、7着でした。

 

確かにこの馬は最後方から追い込む馬ではありますが、それにしても前走は、スタートから行き脚がつかず、道中はかなり馬群から置かれてしまいました。

直線は上がり最速の脚を使っていますので、後方で脚をためた分は弾けているとはいえ、流石に厳しかったと言えます。

 

元々追走に苦労する馬だったとはいえ、加齢によってさらに追走がつらくなってきたとなると、さすがに末脚だけで突っ込んでこられるほど、重賞は甘くなくなってくるでしょう。

叩き2戦目の上積みは、多少はあるかもしれませんが、中央重賞よりは、弱い地方馬も混ざる交流重賞の方が、今は狙いやすいかもしれないでしょう。

オーヴェルニュ

前走G3アンタレスステークスでは、道中は中団前目でレースを進め、直線を迎えましたが、直線は伸びきれず、8着でした。

 

序盤の位置取りは、確かにこの馬にしてはやや後ろだったものの、それほど悪くない位置取りだったと思います。

勝負どころから仕掛けられましたが、前に食らいついていくほどの推進力はなく、直線も伸びず、というものでした。

 

2走前に今回と同コースで行われたG2東海ステークスで好走した時は良馬場でしたが、直前に雨が降ったものでした。

前走はそのようなこともなく、脚抜きの良い馬場でこそ力を発揮するこの馬に得意な条件ではありませんでした。

 

今回は良績のあるコースという点で、プラス材料があるといえます。

これに一雨があると、さらに加点できるといえます。

 

馬場に左右されやすいタイプなだけに、恵みの雨があるでしょうか。

スワーヴアラミス

前走G1フェブラリーステークスでは、道中は後方のインでレースを進め、直線を迎えましたが、直線は伸び悩み、13着でした。

 

スタートから後手を踏み、芝コースで行き脚がつかず、道中は後方となり、インコースを通ってのレースでした。

直線に入って徐々に外に持ち出されましたが、伸び脚を見せることはなく、後方で敗退となりました。

 

前残りの決着の時点で、この馬への勝機は無かったと言えますが、展開の助けが必要なタイプで、持久戦ならとにかく強いタイプです。

フェブラリーステークス自体がそういうレースになりにくく、今年もそうはならなかったと言わざるを得ないでしょう。

 

距離が伸びるのはプラスですし、好走歴のあるコースなのもプラスです。

当時のようなレースの流れになるかはわかりませんが、少なからず、前走よりも条件が向くことは確かでしょう。

 

よもやのハイペースになったり、差し馬場になれば、この馬の出番になると思われますので、注意した方が良いでしょう。

テーオーケインズ

前走G1サウジカップでは、道中は中団でレースを進めましたが、向こう正面で追われ始め、3、4コーナーで馬群から脱落し、直線もなだれ込む形で、8着でした。

 

流れが速かったこともありますが、終始追っ付けながらで、追走に余裕がなく、馬群の中でもがきながらのレースとなりました。

3コーナー過ぎですでに馬群から脱落し、ラチ沿いから、直線は更に厳しくなった馬を惰性で交わすのが精一杯というものでした。

 

ペースもこの馬には厳しく、また、あまり揉まれるレースが得意ではないので、悪いところが出た内容だったと言えます。

単純に言えば、世界の壁は厚かったと言わざるを得ないでしょう。

 

今回は帰国初戦となります。

次走はおそらくJpn1帝王賞でしょうし、ここはそのたたき台と思われます。

 

ですので、そこまでの勝負気配ではないでしょうし、帰国初戦ということを考えても、絶対的な存在とは言えません。

ただし、同コースで行われた昨年のG1チャンピオンズカップの内容は、かなり高いもので、当時の8割でも走れれば十分勝ち負けになると思われます。

 

負ける可能性もありますが、大敗するとは考えにくく、今回も軸候補になってくるでしょう。

メイショウハリオ

前走G3マーチステークスでは、道中は後方からレースを進め、3コーナー手前から進出を開始すると、直線も外から伸びきり、ゴール前で差し切って、勝利しました。

 

出負けしたスタートから、道中は後方でのレースを余儀なくされました。

残り800m手前から仕掛けられ、進出を開始すると、直線に入ってもその勢いは衰えず、先に抜け出したケンシンコウをゴール前でとらえ、重賞2勝目を飾りました。

 

比較的前が有利なレースとなった、2走前のG1チャンピオンズカップでは、この馬の末脚を発揮することはできませんでした。

ただ、前走はまくり気味に上がっていくことに成功し、重馬場でやや馬場が軽くなったことで、ロングスパートでも最後まで止まらなかったと言えるでしょう。

 

輸送もあって、前走で大きく減った馬体が今回にどのような影響を及ぼすかは気になるところです。

また、例年とは異なり、今年も中京競馬場で行われるレースで、中京競馬場に良績がないのも気になるところです。

 

もちろん、近走の成績的には十分やれていい馬なだけに、どんなレースになるでしょうか。

 

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