施行日:2022年5月7日(土)
競馬場:中京競馬場
距離 :芝左回り2,200m

ヴェローナシチー

前走リステッド競走若葉ステークスでは、道中はやや力みながら中団を追走し、直線は外目に出されましたが、逃げた勝ち馬には届かず、2着でした。

 

道中はやや力みながらも、口を割るほどではなく、何とかなだめながらという感じで運び、直線を迎えました。

上がり最速の脚を使って差してはきたものの、初芝だったデシエルトが強い内容で逃げ切り、3馬身差離された2着が精一杯でした。

 

G1皐月賞の優先出走権を獲得したものの、皐月賞を使わず、こちらに回ってきました。

未だ3着以内を外していない、安定感のある馬ですが、その分決め手に欠けるというのが、この馬の特徴といえるでしょう。

 

今回は初めての左回りというところと、開幕週というのがポイントになります。

コーナリングが問題なければ、元々そこまで軽くはない中京芝ですし、勝ち切るのはともかく、2、3着なら今回も考えられるといえるでしょう。

テンダンス

前走G3毎日杯では、中団外目でレースを進め、直線も外目から追い出されましたが、足を伸ばすことができず、7着でした。

 

少頭数の外枠で、道中は中団外目を追走でしたが、それほど距離ロスがあったわけでもなく追走していました。

ただ、悪化した馬場でのめり、直線では伸びを欠くというものでした。

 

2走前同コースで行われた1勝クラスのつばき賞は、逃げて上がり3ハロン32.9という、なかなかの脚を使えたというものでした。

それを考えれば、良馬場向きの馬で、前走のような雨で悪化した馬場は合わなかったということなのでしょう。

 

今回は経験のある中京競馬場に加え、開幕週というのは、この馬にはプラスです。

良馬場で行われれば、上位争いになってくるでしょう。

ブラックブロッサム

前走1勝クラス大寒桜賞では、道中は3番手を追走し、3、4コーナーで動くと、直線は後続を突き放し、2着に8馬身差をつけて、勝利しました。

 

折り合いがやや問題のある馬なのですが、距離延長も問題なく、スムーズに折り合ってレースを進められました。

3コーナー過ぎで、外の馬と併せ馬で前との差を詰めると、直線は併せた馬を振り切り、一気に伸びての圧勝でした。

 

元々陣営からの期待が高かった馬で、中京競馬場で2連勝として、重賞の舞台へ出てきました。

同距離で行われたレースを圧勝して今回に挑むわけですし、レースレベルは上がりますが、俄然期待が高まります。

 

まだ馬体が緩いようで、完成は先のようですが、この舞台でも勝ち負けになるようなら、G1日本ダービーはともかく、秋に期待が持てると思います。

どんな走りができるのか期待しましょう。

ポッドボレット

前走リステッド競走すみれステークスでは、道中は2番手を追走し、直線は逃げた2着馬とのたたき合いを制し、勝利しました。

 

すんなり先行し、道中の折り合いも良く、直線では逃げたレヴァンジルとのたたき合いを制するというものでした。

レヴァンジルとは、2走前の1勝クラスゆりかもめ賞で、この馬が逃げてレヴァンジルが差し切るという内容で、まさに2走前と逆の内容になりました。

 

そこからやや間隔を空けましたが、前走と同じ距離のレースですので、やや長めの距離が合うタイプなのでしょう。

また、左回りも悪くないですし、開幕週の馬場で、先行有利になれば、この馬の優位性が高まるでしょう。

 

粘り強い馬ですので、どんなレースができるでしょうか。

リアド

前走G3毎日杯では、道中は中団でレースを進め、3、4コーナーで前に取りつき、直線を迎えましたが、脚を伸ばすことができず、5着でした。

 

序盤はやや行きたがる様子が見られましたが、何とかなだめ、中団で進み、勝負どころですんなり上がって行きました。

ただ、ぬかるんだ馬場にのめる場面も見られ、直線は伸びを欠いたというものでした。

 

器用さがあまりない馬ですが、勝負どころで上がって行ったときには、以前より成長が見られた感じでもありました。

ただ、結果的に馬場に殺された、という内容だったといえました。

 

今回は距離延長で挑む一戦となります。

血統的には軽い馬場が向きそうなタイプですが、現状上がりがそこまで使えていないですし、2走前のように前目から押し切るタイプが良いのでしょう。

 

コース経験があるのは良いですが、税込5億以上で売れたほどのパンチはなさそうで、今回はどうでしょうか。

 

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