施行日:2022年5月5日(木)
競馬場:船橋競馬場
距離 :ダート左回り1,600m

エアスピネル

前走G1フェブラリーステークスでは、道中は後方でレースを進め、直線は馬群の外から脚を伸ばしましたが、前との差を詰めきれず、9着でした。

 

大外枠だったこともあってか、無理にポジションを取りに行くこともなく、そのまま後方でのレースとなりました。

直線はこの馬なりの脚といったところで、特に目立った末脚を発揮することもなく、前残りのレースだったこともあり、見せ場はありませんでした。

 

2着だった昨年は、中枠からインに潜り込んで、うまくインをさばいて伸びてきたという内容でした。

器用さが持ち味であるこの馬の長所をふんだんに発揮したレースでしたが、大外枠の時点で持ち味を消された格好になりました。

 

交流重賞も昨年は2度使われ、Jpn2さきたま杯では2着に好走しています。

この時も先行して器用さを活かす内容でしたので、今回もそのような展開になれば、上位進出のチャンスがあると考えられます。

 

砂を被るのもそこまで苦にしないので、できれば内枠を引ければ、チャンスが更に出てくるでしょう。

ショウナンナデシコ

前走Jpn3マリーンカップでは、道中は2番手を追走し、4コーナーで逃げたサルサディオーネに並びかけ、直線で交わすと、あとは突き放す一方で、2着に8馬身差をつけて、勝利しました。

 

スタートしてすんなり2番手の位置につけ、逃げたサルサディオーネをマークするレース展開になりました。

徐々に差を詰め、4コーナーで並びかけると、直線に入ってすぐに交わしさり、そこからどんどん差を広げての圧勝でした。

 

距離短縮がどうかと思われましたが、蓋を開けてみれば大楽勝でした。

相手筆頭と思われたサルサディオーネを、直線で持ち味の二枚腰を発揮される前に交わしたのが、この馬の勝因だったように思えます。

 

今回は牡馬混合G1級レースになりますので、前走のような簡単なレースにはならないと思います。

タイムも、昨年相当なら2秒短縮しなければ勝てないという計算にはなりますが、中央の牡馬混合のオープン競走でも勝利しており、馬場相手でも戦えそうなのは魅力です。

 

一気の相手強化でどこまで戦えるでしょうか。

ソリストサンダー

前走G2ゴドルフィンマイルでは、道中は中団でレースを進め、4コーナーで仕掛けられましたが、直線は前の馬に突き放され、4着でした。

 

一団の馬群で進んだレースのちょうど真ん中あたりでのレースで、道中は運び、徐々にポジションを上げ、4コーナーで激しく追われ始めました。

ただ、なかなか前が止まらず、むしろ、直線では前の馬がさらに突き放し、この馬も伸びているものの、なんとか4着を死守したというものでした。

 

今回は海外からの帰国初戦となります。

初めての海外遠征だったわけですし、戻ってきての状態が気になるところです。

 

状態さえ良ければ、昨年の僅差2着馬ではあるわけで、適性のある馬であることは明らかなので、今年も再度好走の可能性があります。

昨年のような状態で挑むことができるでしょうか。

テイエムサウスダン

前走G1フェブラリーステークスでは、外枠から先手を主張し、3コーナーまでに先手を奪うと、直線もしぶとく粘りとおしましたが、勝ち馬に差され、2着でした。

 

大外枠だったことや、内枠からも先行馬がいたことがあり、先頭に立つまでに時間がかかりましたが、やや引っかかりながら、3コーナーまでに先頭に立ちました。

直線に入っても粘り、2走前のG3根岸ステークスの再現を狙いましたが、カフェファラオが昨年の覇者の走りを見せ、伸び脚に屈したというものでした。

 

ただ、この馬も最後まで脚を使えており、惜しい競馬だったといえます。

前残りの馬場に恵まれたこともあるのはありますが、2走前で中央重賞でも戦えることを示した能力は、伊達ではなかったということでしょう。

 

今回は実績のある地方交流重賞となります。

1400mが得意と思われていた中で、前走で1600mも対応できたのですから、そうなると、この舞台でも十分チャンスがあると思います。

 

船橋競馬場は初めてですが、そこまで癖の強いコースでもないですし、今回はかなりチャンスのある一頭ではないかと思われます。

期待しましょう。

ミューチャリー

前走Jpn2ダイオライト記念では、道中は中団のインを追走し、向こう正面で外に出すと、直線は外から脚を伸ばしましたが、3着でした。

 

御神本訓史騎手から急遽の乗り替わりで、本橋孝太騎手が鞍上でしたが、この日は折り合いも悪くなく、道中を運びました。

向こう正面で外目に出し、3コーナーから追われ始めましたが、そのタイミングで前との差が開き、直線は追い込んだものの、前との差は詰め切れませんでした。

 

一気の距離延長だったこともあり、折り合い重視で、折り合えたのは良かったと思いますが、今回は再び大幅距離短縮になります。

地方の馬場ならばどの距離でも確実に末脚を発揮しますが、さすがにこの使われ方は追走に苦労しそうで、今回は末脚が甘くなる可能性も考えられます。

 

船橋所属馬ですし、今回の地方大将馬格の馬ではありますが、どんなレースができるでしょうか。

 

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