施行日:2022年5月3日(火)
競馬場:名古屋競馬場
距離 :ダート右回り1,500m

イグナイター

前走Jpn3黒船賞では、道中は4番手を追走し、3、4コーナーを逃げ馬の内目からうまく上がって行くと、直線で抜け出して、勝利しました。

 

内枠からすんなり番手のポジションを奪い、むしろ行きたがるくらいの手ごたえで1コーナーを迎えると、道中の手ごたえも良いままで、勝負どころを迎えました。

インの深い高知競馬ですが、逃げたラプタスの内から差を詰めて、そのまま交わすと、直線も一頭で抜け出し、後続を抑え、交流重賞初制覇を飾りました。

 

3走前のJpn3兵庫ゴールドトロフィーでも僅差のレースで3着に入りましたが、2走前の高知のレースで勝利を飾ると、馬場慣れした利を生かした走りを見せたといえました。

今の勢いは本物で、1400mならば中央馬相手でも勝ち負けになるところを示しました。

 

今回は1500mと、100m伸びるものの、このくらいの距離なら全く問題ないと思います。

前走のように、逃げなくても中央馬相手に戦えるのですから、行きたい馬を行かせて、前走のようにうまく抜け出せれば、今回も勝ち負けになってくるでしょう。

タガノビューティー

前走オープン競走ポラリスステークスでは、スタートで出遅れ、道中は最後方を追走し、3、4コーナーで上がって行き、直線も脚を伸ばしましたが、前をとらえきれず、4着でした。

 

スタートで躓き、大きく出遅れてしまい、最後方からの競馬を余儀なくされ、3、4コーナーで外から上がって行く競馬を選択しました。

直線も大外から、脚を伸ばし、上がり最速の脚で追い上げたものの、詰め切れなかったというものでした。

 

スタートが致命傷だったのは言うまでもなく、58㎏と、他馬より重い斤量を背負って、上がり最速の脚を使ったのですから、力は示したといえます。

安定感のある末脚はまだまだ健在というところでしょう。

 

ダートスタートの方が安定してスタートを切れる馬なので、今回の条件替わりは良いと思います。

地方交流重賞自体は初めてですが、馬場は問題ないでしょうし、旧名古屋競馬場ならば、直線が短いので厳しいですが、新名古屋競馬場は直線240mあるので問題ないでしょう。

 

1400m、1600mどちらも問題ない馬ですので、1500mという距離も問題ないはずです。

スタートを決めて、位置を取ることができれば、この馬の末脚が光ってくるでしょう。

ピンシャン

前走Jpn3東京スプリントでは、道中は折り合いを欠きながら、中団前目でレースを進め、直線は伸びを欠き、8着でした。

 

外の馬のスタートが抜群だったこともありましたが、先手を奪うことができず、徐々に普段よりポジションが後ろになり、折り合わせようにも折り合いを欠いた道中でした。

4コーナーから追われたものの、追って味のある馬でもなく、全く良いところのないレースだったといえます。

 

1400mが得意な馬で、1200mが初ということもあり、スプリンターのスタートに対応できなかったといえます。

元々スタートはそこまで速いタイプではなく、スプリント重賞となると、ゲートから二の脚から速くなるので、テンのスピードが足りなかったのでしょう。

 

もちろん、取り消し明けだった影響もあるかもしれませんが、感冒による取り消しですので、あまり影響はなかったと思います。

今回は距離延長になるので、先手をとるのも前走よりは楽になるでしょうし、先手争いは激しくなりそうですが、せめて外目2番手を取れれば、巻き返しが考えられるでしょう。

ヘリオス

前走Jpn3黒船賞では、道中は2番手を追走し、外目から差を詰めましたが、内から抜け出した勝ち馬をとらえきれず、2着でした。

 

外枠からスムーズに2番手を奪い、道中も逃げたラプタスをマークするかのように、外目2番手をキープし、3コーナーから差を詰めに行きました。

ただ、なかなかスパッと差を詰めることができず、4コーナー出口には交わしたものの、その間に内からイグナイターに抜け出され、2着までが精一杯でした。

 

とはいえ、初めての地方の馬場も問題なかったと思いますし、差し脚が光る馬ではないですから、スパッと切れなかったのも仕方のないものだったといえます。

前走においては、勝ったイグナイターが強かったといえるでしょう。

 

ベストは1400mですが、1600mでも昨年のオープン競走で3着がありますし、1500mなら何とかなるのではないかと思います。

直線が長くなった新名古屋競馬場ですが、前が有利なのはあまり変わりないようですし、前走より内枠ならばチャンスといえるでしょう。

ラプタス

前走Jpn3黒船賞では、1コーナーまでにハナを奪い、レースを引っ張りましたが、4コーナー出口で後続に交わされ、直線も巻き返せず、6着でした。

 

真ん中の枠からハナを切ることができ、まずはこの馬のパターンを作ったと思います。

そこまでは良かったですが、後続にぴったりついてこられ、突っつかれた逃げとなり、勝負どころで捕まって、巻き返せずというものでした。

 

3、4コーナーでペースを上げて、セーフティリードを保って直線を迎えたかったところですが、珍しく良馬場だった高知競馬場の馬場がそうはさせなかったといえるでしょう。

2020年に勝利した時は不良馬場で、不良馬場ならば逃げ切ることができたかもしれませんが、高知競馬の良馬場は差しが決まりやすく、馬場からして厳しかったといえます。

 

以前ほどの強さは無くなったものの、まだまだ逃げを決められる点のスピードは、前走で見せたわけで、これならば、まだ戦えると思います。

そもそも騙馬ですから、衰えは去勢されていない牡馬よりもスローペースですし、条件が整えば、再び勝つことは可能だと思います。

 

今回も出遅れさえなければ、逃げることのできるメンバーだと思います。

前走からの巻き返しに期待しましょう。

 

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