施行日:2022年4月30日(土)
競馬場:東京競馬場
距離 :芝左回り2,400m

ジャスティンスカイ

前走1勝クラスフリージア賞では、道中は前と離れた2番手を追走し、直線はやや内を開けて前を捉え、そのまま押し切って、勝利しました。

 

逃げた馬が徐々に後続を引き離したことと、この馬含めて後続勢が抑えたことで、縦長の隊列になりました。

まずまずの折り合いで直線を迎えると、やや荒れた内を避けて外に持ち出し、直線半ばで逃げ馬を捉え、後続の追い上げも振り切った、というものでした。

 

長期休養明けで、馬体重は前走比22kg増と、大きく馬体を増やしてきましたが、成長分込みだったと考えて良いでしょう。

大柄な馬なので、前走より絞れていると、良いかもしれません。

 

ただ、この馬の上が、得意距離がマイルから2000mあたりであったことを考えると、キタサンブラック産駒であるとはいえ、プラスではないかもしれません。

また、前走戦った相手の次走が奮ってないことから、レースレベルも正直疑問であるといえます。

 

皐月賞2頭出しだった「ジャスティン」の冠名である三木正浩オーナーですが、あの2頭よりはさすがに落ちる馬なだけに、ここはどうでしょうか。

プラダリア

前走3/19阪神の未勝利戦(芝2400m)では、道中は中団でレースを進め、徐々にポジションを上げると、直線は半ばで先頭に立ち、2着に7馬身差をつけ、勝利しました。

 

道中は中団で折り合い、最初は内にいましたが、向こう正面で徐々に外目に持ち出し、進路を確保していきました。

4コーナーから徐々に追い出され、直線は馬群の一番外に出されると、一気に先頭に立ち、見せムチのみで2着に7馬身差をつけたというものでした。

 

2着が2回続き、距離延長で前走に挑みましたが、強いパフォーマンスを示しました。

相手関係に恵まれたのもありますが、重馬場になったことで、距離もあり、切れキレの上がり勝負にならなくなったことも、この馬には良かったのでしょう。

 

本番のG1日本ダービーとは異なり、スタミナがかなり問われやすいレースではありますが、前走の内容から、スタミナは問題ないと思います。

良馬場でも問題ないでしょうし、権利取りという意味では、十分可能性のある馬だと思います。

 

パンパンの良馬場で、33秒台の上がりが問われるレースになると、少し厳しくなるかもしれませんが、良馬場だった昨年は、上がりが33秒台だった馬は届かずというものでした。

上位に食い込むには34秒台の脚が中団より前目から使えれば問題ないですし、この馬はまさにそういうタイプといえます。

 

切れるディープ産駒でないことから、むしろこのレース向きの馬と考えて良いでしょう。

ボルドグフーシュ

前走1勝クラスゆきやなぎ賞では、道中は最後方を追走し、4コーナーからポジションを上げると、直線は大外一気で差し切り、勝利しました。

 

スタートもそこまで出さず、道中も離れた最後方を追走してのレースで、そこまで速くないペースをさらにゆったり運んだというものでした。

4コーナーを外から上がって行くと、直線は外に出され、上がり3ハロン33.3と、一頭だけ違う脚を使って、きれいに追い込みが決まったというものでした。

 

瞬発力勝負になったレースで、一頭だけものが違ったというレース内容でしたが、今回においては、2400mを経験したというのは大きいと思います。

左回りの経験もあるという意味では、今回の条件替わりもそこまで問題ないはずです。

 

瞬発力が問われるレースになれば、この馬の末脚が生きてくることでしょう。

レヴァンジル

前走リステッド競走すみれステークスでは、スタートから逃げの手を打ち、レースを引っ張りましたが、直線のたたき合いに敗れ、2着でした。

 

デビュー5戦目にして逃げの手に出ましたが、前が有利な馬場だったのと、逃げそうな馬がいなかったので行った、というところだったでしょう。

ただ、勝ち馬に終始マークされ、直線でかわされてしまったということで、勝ち馬にうまく乗られたと考えて良いでしょう。

 

勝ち馬ポッドポレッドは、2走前のゆりかもめ賞で、ポッドポレッドが逃げてレヴァンジルが差すというものでしたが、前走はまさに反対の競馬でした。

3着以下には決定的な差をつけましたし、まさにこの2頭のレースだったといえます。

 

今回は短期免許で来日のD.レーン騎手が騎乗予定となっています。

このあたりで陣営のやる気がうかがえますし、距離、コース経験のあるレースということで、楽しみな一頭といえます。

 

母方は重厚感のある血統ですし、青葉賞向きともいえます。

どんなレースができるでしょうか。

ロードレゼル

前走1勝クラス水仙賞では、道中は中団を追走し、直線は伸びを見せ、ゴール前で先に抜け出した2着馬を差し切って、勝利しました。

 

道中は中団で折り合い、馬群の中で流れに乗りながらレースを進めました。

2着に負かしたオウケンボルトが先に4コーナー出口あたりで先頭に立ち、押し切りを計ろうとしたところ、この馬も伸びて、最後の最後で差し切ったというものでした。

 

届かないかと思われたところで、最後の最後で交わした内容はなかなか強いものでした。

完全にオウケンボルトの勝ちパターンと思われたものでしたが、この勝利は評価できるものといえるでしょう。

 

ただ、3戦使われて、すべて35秒台の上がり3ハロンですので、時計のかかる馬場や条件の方が良いといえます。

東京よりも中山の方が良さそうな馬ですが、雨が降って、上がりがかかるような馬場になれば、一発があっても、と思わせる馬であるといえるでしょう。

 

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