施行日:2022年5月1日(日)
競馬場:阪神競馬場
距離 :芝右回り3,200m

アイアンバローズ

前走G2阪神大賞典では、1周目のゴール前で前に出て、道中は2、3番手でレースを進め、直線も粘りましたが、最後は勝ち馬に差され、2着でした。

 

スタートしてからは中団前目でレースを進めましたが、1周目のゴールまで抑えが効かず、2、3番手まで上がって、そこからは折り合いがつきました。

4コーナーから追われ、直線も脚を伸ばしてはいましたが、勝ち馬ディープボンドの意地に屈したといったところでしょう。

 

最初の折り合いこそよいとは言えませんでしたが、直線で粘ってディープボンドをかなり苦しめたことを考えると、この舞台でも面白い一頭になったのではないかと思います。

オープンクラス昇級後は重賞を使われてきていることもあり、勝ち切れてはいないですが、ここ2走のレースからは、さらなる浮上があってもおかしくないでしょう。

 

オルフェーヴル産駒は牝馬の活躍が良くみられますが、こういったタフなレースで、ステイゴールド系の血が騒げば、粘り込みは十分考えられるでしょう。

タイトルホルダー

前走G2日経賞では、スタートからハナを奪い、レースを引っ張ると、直線でも最後の最後まで粘り切り、人気に応えて、勝利しました。

 

雨が降る稍重馬場の中、今回はスタートから一気にハナを奪い、逃げたおかげで折り合いもついて、レースを運びました。

直線では内外から詰め寄られ、わりとぎりぎりにはなりましたが、圧倒的1番人気に応えての勝利になりました。

 

やはり逃げたら最後までしぶとく脚を使えるのが持ち味な馬ですので、同型がいないことがプラスだったといえます。

今回もそれほど強い先行馬が不在であるので、この馬の逃げとなるでしょう。

 

斤量が重くなりますので、簡単な逃げにはならないと思います。

とはいえ、昨年のG1菊花賞で見せたパフォーマンスを考えれば、この舞台でも十分その力を発揮しても不思議ではないでしょう。

ディープボンド

前走G2阪神大賞典では、道中は中団でレースを進み、2周目4コーナーから激しく追われると、直線もしぶとく脚を伸ばし、ゴール前で抜け出して、勝利しました。

 

道中は中団で折り合い、レースの流れには乗れていたと思います。

2周目3コーナーあたりから追われ始め、4コーナーでは激しく追われていましたが、長く脚を使い、直線ゴール前で何とか勝利をもぎ取ったというものでした。

 

G1有馬記念以来の実戦で、賞金も持っていることから、明らかに叩き台使用の仕上げだったと思われます。

ただ、そんな中でも勝ち切るのは、この舞台への適性と実績がなせる業なのでしょう。

 

ひとたたきされての上積みは見込めますし、昨年も2着だったわけで、今年のメンバーならいよいよの期待をさせられるところです。

コントレイルの2番手ホースと甘んじてきた3歳時でしたが、とうとう実績に箔をつける時が来たかもしれないでしょう。

テーオーロイヤル

前走G3ダイヤモンドステークスでは、道中は4番手でレースを進め、4コーナーで手ごたえ良くポジションを上げると、直線半ばで先頭に立って、勝利しました。

 

1周目から前目でレースを進め、徐々に縦長になった馬群の中でも、4番手と、比較的前目でレースを進めました。

4コーナーで1頭を交わし、直線を迎えると、一気に先頭に立って、そのまま後続も完封し、重賞初制覇を飾りました。

 

4連勝で一気に重賞制覇となったわけですが、今回は一気に相手関係が強くなります。

ただ、長距離でも問題ないところは示しましたし、阪神競馬場は全5勝のうち3勝を挙げているので、コースとしても良いと思います。

 

ただ、今回は初めて58㎏を背負うわけで、前走から4㎏も重い斤量を背負うことになります。

背負ったことのない斤量を背負って長距離戦を走るので、勢いは認めてもどこまでというところでしょう。

ヒートオンビート

前走G2日経賞では、道中は3、4番手でレースを進め、4コーナーから追われ、直線も足を伸ばしましたが、わずかに及ばず、3着でした。

 

これまでより距離を伸ばしてきましたが、折り合いは問題なく、前目でレースを進めました。

手ごたえ良く直線を迎えましたが、勝ち馬はしぶとく、上がり最速の脚を使ったものの、クビ+クビ差の3着という結果でした。

 

とはいえ、2000mの時よりも、勝ち馬との着差は確実に狭めてきました。

2400m前後がこの馬の得意距離といっても過言ではないでしょう。

 

今回はさらに距離延長となるので、ここまで来ると未知な部分はあります。

ただ、相手なりに戦えるのもこの馬の特徴ですし、G1にしては手薄なメンバーですので、前走内容的を考えれば、チャンスがある一頭と考えても良いと思います。

 

勝ち味に遅いタイプではありますが、せめて相手には選んでおきたい一頭といえるでしょう。

 

▼天皇賞春追い切り注目馬はこちら▼

ブログランキングにて紹介しています!!