施行日:2022年4月20日(水)
競馬場:大井競馬場
距離 :ダート右回り1,200m

シャマル

前走3勝クラスなにわステークスでは、道中は外目3番手でレースを進め、直線で鞭が入ると一気に抜け出し、2着に5馬身差をつけて、勝利しました。

 

すんなり3番手のポジションを奪い、前の動きを見ながらのレースとなりました。

直線も手ごたえ良く、前の2頭に追いつくと、残り200m手前で鞭が入って一気に抜き去り、そこから後続との差を広げる一方で、圧勝という内容でした。

 

今回は初地方、初重賞挑戦となります。

ナイターも初なので、初物尽くしになりますが、勢いは認めても良いですし、前走も短距離戦にしてはかなりの強い内容でしたので、期待できる一頭といえます。

 

3勝クラスに上がって少し手こずったように、クラス慣れが必要かもしれませんし、揉まれたときが課題になる馬ですので、内枠に入ると脆いかもしれません。

もし仮に、今回馬券圏内に入れなくても、経験すれば強くなる可能性があるので、追っておきたい一頭といえるでしょう。

ヒロシゲゴールド

前走オープン競走千葉ステークスでは、好スタートから外目2番手でレースを進め、直線半ばで先頭に立ちましたが、残り100m過ぎて勝ち馬に交わされ、2着でした。

 

一番良いスタートから、ハナを切る勢いでしたが、内目から先手を主張する馬がいたことで、無理に競り合わずに行かせ、外目2番手でレースを進めました。

直線に入り、すぐに逃げ馬を交わして先頭に立ちましたが、外から伸びた勝ち馬スマートダンディーに残り100m過ぎて交わされ、2着でのゴールとなりました。

 

近走は1400m以上の距離でも走っていましたが、やはりこの馬は1200mがベストなのでしょう。

また、前走は北村宏司騎手が鞍上でしたが、それまでの亀田温心騎手が悪いというわけではなく、北村宏司騎手がこの馬のことを手の内にいれているのでしょう。

 

実際、北村宏司騎手で2勝を挙げており、成績の差が激しい馬ながら、北村宏司騎手が鞍上の時は、一番悪い着順が5着ですから、一番相性が良いと思います。

今回は武豊騎手で、武豊騎手とのコンビでも勝ち星がありますし、交流重賞なら実績は確かですが、北村宏司騎手が一番コンビ相性は良いといえると思います。

 

武豊騎手とのコンビは久しぶりで、1年半ぶりとなりますが、得意距離に戻って、どんな走りになるでしょうか。

ピンシャン

前走リステッド競走すばるステークスでは、好スタートからハナを切り、レースを引っ張ると、直線は残り200mで鞭が入った時に後続を突き放し、勝利しました。

 

内枠からすんなりハナを奪って、この馬の展開に持ち込んだ時点で、勝負があったといえるようなレースでした。

直線に入ってからも手ごたえが良く、残り200mで鞭が入って、再加速したような走りで後続を突き放して、リステッド競走も難なくクリアというものでした。

 

本来であれば、Jpn3黒船賞に出走する予定でしたが、枠順確定後に出走取り消しとなり、今回は取り消し明けの一戦となります。

取り消し明けの一戦ということで、状態が気になるところですが、理由が感冒ですので、大きな影響はないと思います。

 

黒船賞よりレベルの高そうな一戦で、1200m戦も久々なだけに、どこまで対応できるでしょうか。

リュウノユキナ

前走オープン競走大和ステークスでは、道中は中団でレースを進め、直線は馬群の間から足を延ばしましたが、逃げた勝ち馬をとらえきれず、2着でした。

 

普段より後ろ目、ちょうど中団といえるポジションでのレースで道中を進め、そのまま直線を迎えました。

直線では何とか馬群をこじ開けるように伸びてきましたが、さすがに道中後ろすぎたか、逃げたジャスティンをアタマ差とらえることができませんでした。

 

主戦の柴田善臣騎手が休養中のため、前走はテン乗りで岩田望来騎手が鞍上でしたが、確かに直線はうまく上がってきたと思います。

ただ、普段は4番手付近でレースをしているのに対し、中団になったわけですから、岩田望来騎手どうこうより、テン乗りのデメリット面が出たといえるでしょう。

 

今回は横山武史騎手に乗り替わるようですが、鞍上の勢いの陰りに加え、再び乗り替わりですから、この乗り替わりがプラスとは、正直言えません。

騎乗経験があるとはいえ、中央移籍緒戦の4年半前のことですから、実質テン乗りといっても過言ではないでしょう。

 

昨年の覇者ですし、格好はつくでしょうが、勝ち切るまではどうでしょうか。

ルーチェドーロ

前走S3フジノウェーブ記念では、最内枠から2番手を追走し、手ごたえ良く直線に入って先頭に立つと、後続の追い上げを退け、勝利しました。

 

五分のスタートから行き脚がつき、外枠から逃げたクルセイズスピリツの2番手に難なくつくことができ、そのまま直線を迎えました。

直線でも手ごたえ良くクルセイズスピリツを交わすと、そこからもさらに伸び、中団から追い上げた2着のレッドフレイに3馬身半差をつける圧勝でした。

 

中央から南関へ移籍し、2戦目で重賞初制覇となったわけですが、元々はG3函館2歳ステークス2着、Jpn1全日本2歳優駿3着のあった、実力馬です。

3歳になってからも、世代限定オープン競走の端午ステークスを勝利し、G3ユニコーンステークス4着、古馬とのオープン競走大阪スポーツ杯も4着がありました。

 

つまり、単なる早熟馬で、勢いや能力が落ちて移籍したわけではなく、活躍の場を求めて、地方でも賞金の高い、南関へ移籍したといえるでしょう。

前走2着馬のレッドフレイも、元は中央3勝クラス馬で、南関移籍後2連勝の馬でしたので、そのような相手に圧勝ですから、まだまだ伸びしろもあることでしょう。

 

今回は中央馬相手となりますが、前走のようなレースができれば、十分中央馬相手にも戦えます。

そもそも、衰えたわけではないですし、中央馬は初地方や、取り消し後の馬など、付け入るスキのある馬が多いメンバーなので、十分上位争いになって不思議ではないでしょう。

 

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