施行日：2022年4月24日（日）
競馬場：阪神競馬場
距離 ：芝右回り1,600m
エアファンディタ
前走リステッド競走洛陽ステークスでは、道中は中団後方でレースを進め、直線は馬群の中から脚を伸ばし、ゴール前でハナ差差し切って、勝利しました。
比較的一団の馬群の中でレースは流れ、この馬は中団後ろ、馬群の中で脚を溜める形でレースを運びました。
直線は内目から、うまく外に切り替えながら脚を伸ばし、2着ダーリントンホールにハナ差出たところがゴールでした。
ほぼすべてのレースで上がり最速の脚を使っている馬ですが、後方からレースをする分、若干安定性に欠けるという面もある馬です。
ただ、末脚が確実となれば、馬場や展開がはまれば、一発の期待ができるという特徴もあります。
今回は目立った先行馬がいないため、展開にはあまり恵まれそうにもないので、どこまで差し馬場になっているかでしょう。
内外がフラットだったり、外差しが利く馬場になっていたりすれば、この馬の一発を期待しましょう。
エアロロノア
前走リステッド競走六甲ステークスでは、道中は中団でレースを進め、直線入り口で手ごたえ良く前をとらえると、残り200mで先頭に立って、勝利しました。
スムーズに中団外目でレースを進め、手ごたえ良く4コーナーを回ると、直線入り口では前を射程圏にとらえられる位置につけました。
そこから仕掛けられると、残り200mで先頭に立ち、そのまま押し切るという、横綱相撲ともいえるレースで勝利しました。
なかなか強い内容で勝利しましたが、これで阪神芝1600mは5戦4勝という、コース相性も示したのでしょう。
敗れた1戦が昨年のこのレースでしたが、当時は重賞初挑戦でしたので、当時より力をつけた今なら、昨年からの前進が期待できます。
確かに相手は強化されますが、前走のようなレースができれば、重賞でも十分やれると思いますし、得意コースでの一発に期待しましょう。
カラテ
前走G2中山記念では、道中は中団でレースを進め、4コーナーで上がって行くと、直線は脚を伸ばして追い上げましたが、勝ち馬をとらえきれず、2着でした。
縦長の展開の中団やや後方でレースを進め、3コーナーから徐々にポジションを上げ、4コーナーで追われ始めました。
直線は上がり最速の脚で追い上げましたが、大逃げを打ったパンサラッサをとらえきれなかったというものでした。
得意の中山だったとはいえ、距離不安や、押せ押せのローテーションが疑問視されていたものの、それをどちらも克服しました。
とくに、距離不安を克服したのは大きかったといえます。
ただし、前走は、前所属の高橋祥泰厩舎最後のレースということもあって使われた側面もあり、今回は転厩初戦、ましてや、元々関東馬が、関西に移籍しての初戦となります。
大きく環境が変わり、それほど間隔も空けられていないので、このあたりがどうかという面はあります。
また、阪神競馬場も初めてで、今回はかなり難しいポイントが多い馬です。
今回はあまり強気に推せる馬であるとは言えないでしょう。
ダノンザキッド
前走G2中山記念では、道中は中団でレースを進め、徐々にポジションを上げて、直線を迎えましたが、直線では伸びを欠き、12着でした。
近走中団でレースをしているので、ポジションはいつも通りで、向こう正面で外に出して、徐々にポジションを上げていきました。
4コーナーで前との差を詰めましたが、直線では一気に伸びを失ってしまいました。
G1ホープフルステークスの他馬の逸走が馬の記憶に残っているのか、中山ではG2弥生賞で1番人気3着、G1皐月賞、そして前走と、馬券圏外に敗れました。
2走前のG1マイルチャンピオンシップで復調の兆しが見えただけに、よほど中山が良くないのでしょう。
今回は阪神に変わりますので、間違いなくコース替わりは良いでしょう。
あとは、脚部不安持ちの馬ですので、脚の状態が悪くなければ、前走のような競馬にはならないでしょう。
ホウオウアマゾン
前走G3東京新聞杯では、道中は前目の外目を追走し、直線を迎えましたが、直線では伸びを見せることができず、12着でした。
以前より控えてレースができるようになり、前走も5番手あたりでのレースでした。
位置は悪くなかったと思いましたが、直線に入って全く伸びず、あっさり後続に飲み込まれてしまいました。
東京のような軽めの芝のコースより、力のいる阪神のような芝の方が合うタイプなのでしょう。
そして、2走前こそ間隔が短くても好走しましたが、基本的には間隔が空いた方が良いタイプなので、間隔が詰まってできも落ちていたのでしょう。
ということで、今回は阪神開催で、間隔も空いたことですので、前走からの巻き返しが期待できます。
G1ならともかく、G2ならば大威張りができる馬ですので、条件的には十分やれておかしくないでしょう。
得意コースに変わり、人気の一頭になるでしょうが、上位争いになってくるでしょう。
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