施行日:2022年4月10日(日)
競馬場:阪神競馬場
距離 :芝右回り1,600m

サークルオブライフ

前走G2チューリップ賞では、道中はインの4番手を追走し、直線も比較的馬場の内側から脚を伸ばしましたが、ゴール前でやや決め手を欠き、3着でした。

 

スタートを決めたことや、内枠だったこともあり、これまでのレースとは異なり、前目のポジションをとって、折り合いました。

直線も悪くない走りに見えましたが、2走前のG1阪神ジュベナイルフィリーズなどの時のような切れ味よりは劣るものでした。

 

G1勝ちがあるが故に、牝馬クラシックを走るだけの賞金は持っていましたので、前走はあくまでトライアル仕上げだったと言えるでしょう。

トライアルであるからこそ、前目のポジションの競馬も試してみたものと考えられます。

 

関東圏から2度の輸送は楽なものではありませんが、そこは百戦錬磨の国枝栄厩舎ですので、何らかの対策は施してくるはずです。

コース実績は言うまでもないですし、ここに向けて仕上げられたならば、巻き返して勝ち負けになってくる一頭と言えるでしょう。

スターズオンアース

前走G3クイーンカップでは、道中は前目でレースを進め、直線は馬場の内から脚を伸ばしましたが、外を伸びた勝ち馬の決め手に屈し、2着でした。

 

道中はスムーズに前目に取りついてのレースで、そのまま勝負どころを迎えました。

直線はやや前が狭くなる場面がありましたが、抜け出して伸び、押し切るかと思われましたが、勝ち馬の決め手が上だったといえるでしょう。

 

勝ち切れないあたりはこの馬の性質なのかもしれません。

2走前のG3フェアリーステークスも、僅差のレースでしたが、勝ち切れませんでしたので、重賞以上のレースでは一歩足りない馬なのでしょう。

 

賞金は持っているので、桜花賞に余裕をもって出走できますが、決め手に欠ける面があったり、右に張りやすい面があったりするので、ここではどうかというところです。

立ち回りはうまい馬ですので、立ち回りの良さでどこまで来られるでしょうか。

プレサージュリフト

前走G3クイーンカップでは、道中は後方でレースを進め、直線は大外から脚を伸ばし、ゴール前で差し切って、勝利しました。

 

出遅れやすい馬で、このレースもスタートが悪く、後方からのレースとなり、後方で折り合いながら、勝負どころを迎えました。

直線は大外に出されると、一気の伸び脚で前に取りつき、ゴール前で差し切って、重賞初制覇を飾りました。

 

ハービンジャー産駒ということで、力のいる冬の東京競馬場の芝というのも、この馬には向いたといえます。

とはいえ、直線の切れ味は見事なもので、一気に牝馬クラシック路線の注目の一頭となりました。

 

ただし、今回は初めての輸送に加え、まだ3戦しかしていないキャリア不足な面も気になるところです。

それに、出遅れ癖があるということで、気になる材料が多い一頭であることも事実です。

 

距離は伸びた方が良さそうで、桜花賞よりはG1オークス向きな感じもしますが、力のある馬であることは間違いありません。

どんなレースができるでしょうか。 

ナミュール

前走G2チューリップ賞では、道中は中団を追走し、直線は詰まる場面もありましたが、馬群の外側に進路を見つけると、そこから一気の脚で差しきり、勝利しました。

 

2走前のG1阪神ジュベナイルフィリーズでは、スタートで大きく後手を取ってしまいましたが、この日のスタートはまずまずで、中団で折り合うことができました。

直線は前が密集し、進路がなくなったものの、外に切り替えてからの脚は強烈で、一気に他馬を置き去りにしました。

 

権利取りが絶対条件で、ある程度仕上げられたにしても、かなり強烈な脚でしたし、一気に桜花賞の主役候補に名乗り出た感のある前走でした。

桜花賞は開催時期の関係もあり、外差しが有利になりやすく、そういった意味でも、この馬の末脚は生きてくることでしょう。

 

もちろん、今回はG1ですので、前走のように詰まったら届かないかもしれません。

ですが、外目を一気に伸びるようならば、前走の末脚の再現があっても不思議ではありません。

 

世代屈指の末脚で、桜の女王となることができるでしょうか。

ライラック

前走G3フェアリーステークスでは、スタートで出遅れ、道中は最後方を追走し、徐々に上がってくると、直線は馬群の外を伸びて、勝利しました。

 

これまでは先行していた馬でしたが、出遅れたことで後方からの競馬を余儀なくされ、3、4コーナーでまくるように、徐々にポジションを上げていきました。

直線は馬群の外から脚を伸ばし、ゴール前のスターズオンアースとのたたき合いを制して、勝利を飾りました。

 

出遅れ自体は誤算だったと思いますが、距離ロスをものともせずに勝利したあたりは、能力が上だったということを表しているのでしょう。

もちろん、中山競馬場というのも向いたと思いますが、強い内容での勝利は次走に期待を持たせるものでした。

 

桜花賞直行ローテを組んできましたが、これは昨年3着のファインルージュと同じパターンですし、問題ないと思います。

鞍上が変わってしまうのは気になるところですが、地力のある馬であることは間違いないですので、押さえた方が良い一頭でしょう。

 

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