施行日:2022年3月26日(土)
競馬場:メイダン競馬場
距離 :ダート左回り1,200m

チェーンオブラブ(Chain of Love、日本)

前走サウジアラビアG3リヤドダートスプリントでは、道中は後方でレースを進め、4コーナーから追われると、直線は外から伸び、3着でした。

 

中央でのレースも中団から後方でレースをする馬ですが、この日も外枠から出してはいかず、後方からレースを進めました。

外々を回り、4コーナーから追われると、直線は前とは離されたものの、この馬なりの脚を使い、3着争いを制しました。

 

芝では頭打ちの成績で、3走前からダートを使われると、あっさり3勝クラスを突破し、2走前のオープン競走ジャニュアリーステークスでも、後方から3着に入りました。

海外に遠征しても3着に好走したのですから、立派であるといえます。

 

ただ、前走はあくまでG3で、今回は国際G1です。

前走も勝ち馬ダンシングプリンスから8馬身以上離されていたわけで、2着からも4馬身近く離されたことを考えると、実績的にもさすがに厳しいといえます。

 

とはいえ、ダート4戦目で国際G1ですから、どこまでやれるか、応援しましょう。

ドクターシーヴェル(Dr. Schivel、アメリカ)

前走アメリカ・サンタアニタ競馬場のG1マリブステークスでは、道中は中団でレースを進め、3コーナーから追われましたが、直線は失速し、最下位7着でした。

 

好スタートを切りましたが、その後は控えると、一時は最後方まで下がってしまい、巻き返すように追われ、中団でレースを進めました。

3コーナー手前から追われ、前との差を詰めようとしましたが、差を詰めることはできず、直線では完全に脚があがってしまい、巻き返すことができませんでした。

 

G1レース2勝を含む5連勝で挑んだ、2走前のダート1200mのG1ブリーダーズカップスプリントでは、勝ち馬アロハウェストとハナ差のレースを演じました。

前走はダート1400mで、本来ならばこなせるはずですが、主戦のF.プラ騎手が勝ち馬に騎乗しており、激戦の後ということもあって、状態面がいまいちだったのかもしれません。

 

今回は3か月ぶりの実戦となります。

10ヶ月ぶりだった一般戦を勝利したこともあるくらいですので、おそらく休み明けは問題ないと判断していることで、今回のぶっつけなのだろうと考えられます。

 

昨年のダート短距離の頂上決戦のハナ差2着馬ですし、前走大敗からの一変の可能性は十分あるといえます。

本場のダートスプリンターが、ドバイ・メイダンの地でどんな走りを見せるでしょうか。

ドレインザクロック(Drain The Clock、アメリカ)

前走アメリカ・サラトガ競馬場のG1H.アレン・ジャーケンスステークスでは、道中は後方2番手から追い上げましたが、直線半ばで失速し、4着でした。

 

最内枠から、道中はペースについていけなかったのか、徐々に後退し、後方2番手まで下がったものの、3コーナーで追い上げ、中団まで追い上げました。

そのまま直線を迎え、3番手まで上がったものの、道中で脚を使った影響もあったか、直線半ばで完全に脚があがり、内から1頭交わされ、4着となりました。

 

このレースの勝ち馬は、G1ブリーダーズカップスプリントで1番人気にもなったジャッキーズウォリアーで、2着馬は、いまや世界最強ダート馬の名高い、ライフイズグッドです。

ですので、相手が単純に強かったというべきレースだったといえます。

 

今回は初めての1200mのレースです。

ダート競馬の本場アメリカの馬ではありますが、前走の道中の動きを考えると、果たして1200mのペースについていけるのか、という疑問点が浮かびます。

 

確かにちぐはぐなレース運びではありましたが、結局直線も失速しているわけで、失速分を距離短縮で補えるかといわれると、直線の長いメイダンのダートでどうかと思います。

人気になるようなら、疑っても良い一頭といえるでしょう。

レッドルゼル(Red le Zele、日本)

前走G1フェブラリーステークスでは、道中は中団でレースを進め、直線を迎えましたが、いつもの差し脚は見られず、6着でした。

 

昨年の大外枠とは異なり、今年は内枠を引くことができ、レースは中団で、いつものレース運びのように見えました。

ただ、直線入り口から追われ始めましたが、これといった伸びはなく、馬群に沈む形での入線となりました。

 

確かに、昨年の段階で、川田将雅騎手は「マイルは長い」といっていましたが、昨年は外からゴールまで伸びて4着でした。

ただ、今年は昨年より実績を積んで挑んだ一戦でしたし、今ならマイルでもと思わされましたが、あのレースを見るに、昨年の川田騎手の発言は正しかったということでしょう。

 

今回は昨年2着に食い込んだ舞台になります。

昨年は勝ち馬ゼンデンの逃げ切りでしたが、一頭だけ追い込んで2着という内容で、展開も向いたのでしょうが、高速馬場に加え、ワンターンが良かったのでしょう。

 

舞台は間違いなく合っている馬ですし、明らかに条件は前走より好転します。

前走はたたきだった可能性もありますし、状態が上がっていれば、今年も好走可能でしょう。

ワンダーウェアクレイギス(Wondrwherecraigis、アメリカ)

前走アメリカ・ベルモントG3ボールドルーラーハンデキャップでは、好スタートからハナを切って、レースを引っ張り、直線も後続を寄せ付けず、勝利しました。

 

スタートの時点ですでに先頭で、難なくハナを奪い、後続に絡まれることもなく、レースを引っ張りました。

4コーナーの手ごたえも良く、そのまま直線を迎え、直線は詰め寄った後続をむしろ突き放し、完勝といえる内容でした。

 

前走が重賞初制覇という新星で、2走前は1位入線も降着というものでしたので、昨年に入って力をつけてきた馬であるといえます。

前走は1400mでしたが、2走前は1200mでしたし、前に行けるという点では、昨年の勝ち馬ゼンデンも逃げ切りでしたので、悪くないと思います。

 

実績は他のアメリカの馬よりも劣りますが、このような上がり馬の勢いには注意するべきですし、血統的にもスパイツタウン直系のマニングス産駒です。

逃がしたらしぶといタイプだと思うので、前残りに注意しましょう。

 

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