マリーンカップ2021の出走予定馬の見解についての記事になります。

 

施行日:2021年4月7日(水)
競馬場:船橋競馬場
距離 :ダート左回り1,600m

サルサディオーネ

前走Jpn2エンプレス杯では、好スタートからそのまま先頭に立つと、2周目3コーナーから追われたものの、直線も粘り、ただ、最後は勝ち馬に外から差されて2着でした。

 

勝負所での手ごたえのわりには、直線でも最後まで粘っていたあたり、やはり牝馬限定の交流重賞となれば、まだまだ上位の馬であることがわかりました。

7歳になりましたが、前走のパフォーマンスからしたら、今年も十分戦えるでしょう。

 

ただ、前走の手ごたえということを考えると、距離自体は少し長かったのではないかと思います。

この馬は1600~1800mが得意距離であることは、戦績から明らかで、2100mは先行有利の川崎だった分、何とかこなして、逃げ残した、というものだったでしょう。

 

そもそも、昨年の覇者ですし、牝馬限定戦における船橋の舞台ではとても強い一頭です。

中央勢のメンバーレベルが、前走ほどでもなく、馬場次第では連覇の可能性も十分高いといえるでしょう。

テオレーマ

前走3勝クラスの豊前ステークスでは、道中は後方追走で、3コーナーから馬群が詰まり、直線は大外に出されると、上がり最速の脚を使って一気に差し切り勝利しました。

 

ハンデ戦で53kgと軽量だったということや、不良馬場で軽く、結果的に差し決着だったことも、この馬に味方したといえます。

ただ、牡馬混合戦の中距離ダートで勝利し、オープン昇級を果たしたことは、間違いない事実といえます。

 

父ジャスタウェイ×母父シーザスターズなので、ダートが良い血統かといわれると、良いとは言えません。

ただ、ずっとダートを使われ続けてきた馬ですし、これが若い馬であると疑いたいところですが、5歳馬なので、あまり気にしなくても良いでしょう。

 

少なくとも、他の初ダート馬よりは好走の可能性はあると思います。

馬場が渋ればなおさら良いと思いますが、良馬場でもある程度走ることはできるでしょう、

 

できれば、前走のような後方の競馬よりは、せめて中団くらいで競馬ができると良いですが、馬券圏内の可能性は十分ある一頭と考えて良いでしょう。

フェアリーポルカ

前走G3中山牝馬ステークスでは、道中は中団やや後方で、向こう正面でインからポジションを上げ、4コーナーは3番手で直線を迎えましたが、惜しくも差し切れず3着でした。

 

雪が降る不良馬場で勝利した昨年とは異なり、雨の影響で不良馬場でしたが、得意舞台ということもあり、最後は意地を見せた結果だったといえるでしょう。

重馬場で大敗したG2府中牝馬ステークスのこともありましたが、直線の短い芝1800mならば、崩れないということを見せつけました。

 

さて、今回はダート初挑戦となります。

牝馬限定戦とはいえ、ダート初挑戦、ましてや砂の深いダートというのは、この馬に合うかといわれると何とも言えません。

 

確かに、この馬の半妹フミチャンは、ダートで未勝利勝ちを決めました。

ただ、この馬は父がクロフネですし、ルーラーシップとクロフネを比べれば、クロフネの方がダート適性は上でしょう。

 

馬体の大きい馬ですし、今回はメンバーもそれほど集まったわけではありません。

ただ、ダート重賞での実績馬が2頭いますし、ダート適性自体は微妙な気がするので、積極的に狙いかといわれると、そうも言えません。

 

返し馬の走りなどを参考に、走りが悪くなければ、買いと考えたほうが良いでしょう。

マドラスチェック

前走Jpn2エンプレス杯では、道中は3、4番手でレースを進め、2周目3コーナーでは手ごたえよく先頭に並びかけましたが、直線は伸びきれず失速して3着でした。

 

毎回の様で申し訳ないですが、この馬の取捨は良馬場かそれ以外かということにつきます。

前走は何とか3着と残しましたが、先行有利の川崎ということがあったとはいえ、2周目3コーナーの手ごたえにしては、直線の失速っぷりは顕著でした。

 

やはり、良馬場では厳しいタイプといえます。

これは、距離云々やコース云々の問題ではなく、とにかく馬場状態に左右されるタイプであるといえます。

 

今回も距離やコース云々ではなく、良馬場かそれ以外かで判断を変えて良いでしょう。

ただ、相手関係には恵まれた印象なので、良馬場でも極端に評価を下げなくても良いと思います。

 

稍重より馬場が悪化すれば、勝ち切りもあるかもしれませんが、良馬場なら、あっても2着までではないでしょうか。

レッドアネモス

前走G3京都金杯では、道中は中団やや後方を追走し、4コーナーでは位置取りを下げましたが、直線は内側を選択して巻き返しを狙ったものの、伸びず10着でした。

 

3走前にG3クイーンステークスを勝利し、重賞ウィナーとなりましたが、その後に2戦はさっぱりでした。

そもそも、3走前に勝利するまでは、その前年に勝利してから掲示板にすら乗れてないような馬だったので、3走前の勝利は恵まれたものと考えて良いでしょう。

 

力がいる芝1800m巧者、というような成績で、ここ2走は条件から異なっていたとはいえ、条件がそろっていても厳しかったと思います。

ここでダート初挑戦ではありますが、血統的には芝要素が強く、現状の走りを踏まえると、厳しい競馬になると思います。

 

ダートで勝ち上がった兄姉がいますが、上級条件の話ではなく、推せる要素がないといわざるを得ないでしょう。

 

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