数字「0」、「1」…「9」の意味を深く知っておくと、「数秘術」だけでなはく、「タロット」占いをする際にも役立ちます。
なぜかというと、「タロット番号は、数秘術と連動している」からです。
今回のブログでは、「1」について詳しく説明していきます!
「1」は「創造」
「0」の説明でも書きましたが、本ブログでは、「タロット」や「引き寄せの法則」を、「量子力学」の立場から考えています。
量子力学の考えに立つなら、
- 波動(エネルギー):「0」
- 粒子(物質):「1」
のように、量子を「数秘的」に表すことができます。
くわしく説明していきますね。
波動(エネルギー)は、どんな「物質」にもなれますから、「可能性」と言い換えることができ、数秘術では、「0」の意味を「霊性(霊的資質)」と考えます。
なので、「0」は「可能性・霊性」を意味します。
一方、ひとが、あることに「意識」(波動、エネルギー)を向けると、そこ(量子場)にあった似たような「波動(エネルギー)」と共鳴を起こし、「粒子」になります。
つまり、波動が眼に見える姿をとって「現実化(物質化)」するわけです。
これが、いわゆる「引き寄せ」です。
この状態、つまり、「粒子(物質)」化した量子を、「1」と表現することができます。
「0」→「1」は、「可能性→現実化」です。
だから、数秘術が言うように、「1」は「創造」を意味すると考えていいでしょう。
「1」の意味づけの歴史
つぎに、「1」という数字が歴史上、どのように意味づけられてきたか、見ていきましょう。
- 数秘術の考案者とされるピュタゴラスが興した学派は、「1」を「モナド monad」(小単位)と呼び、それ自体を「数」とはせずに、その他すべての数の「主な原因」と考えた。
- 幾何学上は、「1」は次元を持たない「点」。
- 「1」は「現在」、「存在」を表す。
- 多神教のギリシャでは「1」は単一の神性を表さないが、キリスト教、イスラム教では「神の単一性」を表している。
- 古代中国では、「1」は「宇宙の卵」として概念化された。
- 『日本書紀』の天地開闢には、「古天地未剖、陰陽不剖、渾沌如鶏子、溟涬而含牙。」(いにしえに天地いまだ剖(わか)れず、陰陽分かれざりしとき、まろかれたること鶏子の如くして、ほのかにして牙(きざし)を含めり。)と書かれている。その後に、性別のない三神が生まれたとされる。
書き出しの「いにしえに天地いまだ別れず、陰陽分かれざりしとき」(古天地未剖、陰陽不剖)は、漢籍『淮南子』の「天地未剖、陰陽未判」を参考にしたものです。
続く、「まろかれたること鶏子のごとくして、ほのかにしてきざしを含めり」(渾沌如鶏子、溟涬而含牙)は、漢籍『三五暦紀』の「混沌状如鶏子、溟涬而含牙」を参考にしたものです。
上の通り、歴史上、各地の文明で、「1」は「創造」と結び付けられてきた、といえます。
マルセイユ・タロットで、「1」は「1 創造;11 育てる;21 完成」
「1」は、マルセイユ・タロットの下記カードに対応します。
なお、本ブログでは、二桁番号の場合、一の位の数字が「基本的な意味」を表すと考えます。
※画像は、CBDマルセイユタロット by ヨアヴ・ベン・ドヴ www.cbdtarot.com からお借りしました。
1 魔術師 :創造、コミュニケーション、臨機応変に
11 力 :育てる、克服、受け入れる
21 世界 :完成、到達、満足、解決、限界
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