私の過去の名前は響子

「響子、わたしを思い出しただろう?お前とわたしは、その昔、今持っているような力を使い、共に人々を助ける仕事をしていた」


長老の声が頭に響く



結は長老の話を頭で聴きながら

思い出していた



過去、私は魔法使いだった

私と一緒に人々を救っていたのは

長老のような天使だけじゃなかった


狐もいたし狸もいた

鷲だっていたし

蛇や蛙、ときには森の妖精たちとも

一緒になって人々を救っていたんだ



それなのに、元気を取り戻した人々は

「自分達の世界が乗っ取られる」などと

わけの分からないことを言い出して

私から魔法の杖を取り上げてしまった


私は、魔法使いから、ただの人になれると思っていたけど

そうではなかった


私は魔法の杖がなくても、あらゆるものと会話することができた


そんな私を、人々は気味悪がり

ある日、海へと投げ捨てた


"そうか、だから私は海が怖いのか"


結は、残酷過ぎるその過去を知っても

冷静でいることが出来た


何故なら、卵から生まれたばかりの

翼が半分黒い天使が、結の身体から出る

黒くて細い糸のようなモヤモヤした何かを

右手に持ち変えた 光輝く剣を振り回し

叩き切っていたのだ


結は泣いていた

人に殺された過去を知ったからではない

自分を護ってくれる存在に出会えた事に

嬉しくて泣いたのだ

つづく

本本本本本本

今日は、頂いた新しい言葉は

一つだけしか使えませんでしたキョロキョロ


ちょっと暗い展開になってしまったけど

結が、護りの存在に気付いて良かったです😢



七夕までには仕上げたい!何となくwww

言葉を頂いた皆様

お待たせしてすみません💦


昨日は嵐のように荒れていた空も
午後には晴れて(*ノ▽ノ)満月いて座




今日も寒い1日でした💦

笑顔いっぱいの

1日をありがとう!ラブラブラブラブ