Keiko的Lunalogy運営スタッフのMです
8月23日~27日は、二十四節気・「処暑(しょしょ)」の初候に当たる、
「綿柎開(わたのはなしべひらく)」ですね
「柎(ふ)」とは中国語で、綿を包む「咢(がく)」のこと。
すなわち、「ワタの実が弾ける」頃のこと。
天然繊維である木綿(もめん)を生み出すことでお馴染みなワタの実の中から、フワフワした綿花が顔を覗かせます。
ワタの生育には高温であることが必須なのだそうで、
よって、日本で育てる場合には、気温が上昇し出す5月以降に種を蒔くことが望ましく、
そこから約2か月で、ハイビスカスやオクラの花に似たクリーム色の花が咲きます。
花はわずか数日でしぼんでしまうのだそうですが、
この約40~60日後には、種子を包んでいる綿花の木綿部分を収穫できます。
日本にワタが伝来したのは、平安時代初期である799年、
現・愛知県西尾市天竹(てんじく)町に、インド系の青年が漂着し、ワタの種と共に栽培方法を伝えたのが始まりとされています。
そんな愛知県西尾市には、天竹神社という、その外国人青年をお祀りした神社が現存するのだそうで―
天竹神社は日本で唯一、綿の神様である「新波陀神(にいはたがみ」を祭る神社として、毎年秋には「綿打ち(わたうち)」の儀を行う「棉祖祭(めんそさい」が行われています。
現在は神として崇められている、元インド系の青年はまた、周辺地域を巡っては、ワタの普及活動を行ったのだそうですが、
しかしながら、日本でワタの栽培が広く行われるようになるのは、そこからかなり先の
こと。
ゆえに、長い間、綿布は高級品として、中国や朝鮮からの輸入に頼っていました。
普及が見られ出したのは戦国時代以後で、
江戸時代になってようやく栽培エリアが全国に拡大。
やがて、昭和に入った1930年には世界一の綿布輸出国となるまでに登り詰めた日本でしたが、その後は安価なアジア産の綿布に押され、和綿産業は急速に衰退。
現在は、綿はそのほとんどを諸外国からの輸入に頼っているという状態にあり、
我が国における綿の生産率は、なんと0パーセントとも言われています。
今期・山羊座TGC期では、ペアを組む蟹座の支配分野も大きく関わってまいりますが、
そんな中でも、きっと、この和綿栽培のような、
小さな生産農家さんや地域産業が、これからはさらに注目されるのではないでしょうか
コロナウィルスをきっかけとした、生き方を見つめ直す動きが、
和綿栽培のような、忘れ去られつつありながらも、すぐそばにある土地や、先人たちの技術や、歴史文化や気候風土への理解に繋がり、
それが、次の世代を担う産業にまで発展すれば、最高ですよね。
そのようなことを切に願う、本候・「綿柎開(わたのはなしべひらく)」でした。
それでは、「Keiko的Lunalogy月星座ダイアリー2020」より、
Keikoさん直伝によるアドバイスをお届け致します
8月25日 21:49 月は蠍座から射手座へ移動
ダイアリーには、
「沈黙は金。大事な場面での発言は最小限に」とありますが、
これは、蠍座が醸し出す「本物オーラ」にも、
ついつい「大風呂敷」を広げてしまいがちな射手座にも、相当するアドバイスです。
Q、Keikoさんは、完全オフの日があるとすれば、どんなことにチャレンジしてみたいですか教えてください
『デジタルデトックス
完全オフの日が万が一あったなら、是非ぜひやってみたいです。
万が一オバケ、出た試しがないのですが…。』
そうなのですねっ。
スマートフォンやパソコンなど、デジタル機器から一定期間、距離をとるという、デジタルデトックス。
確かに、いつも携帯電話が忙しく鳴っておられるKeikoさん。
実際問題、とても難しそうに思います。
また、Keikoさんではなくとも、
来たる風に時代においても、「デジタル機器との心地良い距離感」というのがサブテーマになりそうなくらい、とても重要な課題ですよね。
この時期には、静寂のひとときを大切にしながら、
水瓶座GC期を見据えた行動計画を立ててまいりましょう