こんにちは
keiko的Lunalogy運営スタッフのMです
5月20日~25日は、二十四節気・「小満(しょうまん)」の初候に当たる、
「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」ですね
文字通り、カイコが桑の葉を盛んに食べ始める頃のこと
カイコは蝶や蛾などと同じ仲間でありながら、
人間によって完全に家畜化された昆虫。
野生回帰能力は無く、人間の管理なしでは生きることができません
カイコを飼い育て、その繭(まゆ)から絹糸を生産する養蚕の歴史は古く、
中国より弥生時代に伝わったとされています
広く全国的に行われるようになったのは、奈良時代以後。
明治時代には中国を抜き、世界一の生糸(きいと)輸出国となるまでに登りつめた日本でしたが、
世界大恐慌や第二次世界大戦が起こったこと、
および、戦後の化学繊維普及の波に押され、その後は著しく衰退
最盛期には221万戸もの数が確認されていたという養蚕農家も、
2016年のデータでは、350戸を下回っています
カイコは、約1ヶ月半という短い一生の内に、卵→幼虫→サナギ→成虫と姿を変えます。
以下に、非常に簡単ではありますが、カイコが辿る一生をおまとめいたします
~カイコの一生~
1、大きさ約1ミリほどの卵から生まれる。カラダは黒く、毛が生えている。
2~3日中に「眠(みん)」と呼ばれる十数時間程度の活動停止期を経て、脱皮する。
2、その後もひたすら桑の葉を食べて成長しながら、約3~4日置きに眠と脱皮を繰
り返す。段々と毛が目立たなくなり、カラダの色が白くなってくる。
生まれて1週間ほどで体長約1センチ、2週間で2センチ越え、最終的に8センチ
前後まで成長。
大きくなるに従い、起きている時間が長くなる。
3、上記の活動が5クール目に突入する頃、食べる桑の葉の量が急激に増える。
生涯のエサの量の9割をここで食べる。体重は生まれた時の1万倍に。
やがてエサを食べなくなり、カラダが少し縮まり、色が黄色く透き通ったようにな
る。糸を吐く準備ができたサイン。
4、カイコは繭(まゆ)を作るのに適した隙間を求めて歩き回るようになる。
口から絹糸を出し、頭を∞字型に動かしながら白い楕円形のまゆを作り、そ
の中でサナギになる。サナギ時はカラダが茶色になる。
5、サナギになってから10日前後で羽化(うか)する。
カイコは口から酵素を出しながらまゆを溶かし、外に這い出てくる。
見た目は真っ白い蛾。
オスの方が羽化が早い。
6、雌雄をひとつの箱に入れておくと交尾し、産卵する。
メスがお尻のフェロモン腺からフェロモンを出してオスを呼び、オスは触覚でフェロ
モンを感知し、メスを認識する。
7、交尾から約半日後、メスを産卵場所に移してあげると、メスは移動しながら、約40
0~500粒の卵を産み付ける。
受精した卵は約2日で褐色に変化し、さらに色が黒~青っぽい灰色なってから2、
3日でカイコが生まれてくる。
交尾・産卵を済ませたカイコは羽があるものの飛翔に必要な筋肉が退化している
ために飛ばず、口も退化しているのでエサを食べることなく、その一生を終える。
日本の近代化を助け、かつては日本の農家の約4割が携わっていたとされる養蚕業
まさに今の時期とは田植えや麦の収穫のかたわら、蚕の世話にも追われるという大変な忙しさであったそうですが、
それでも絹糸生産は農家さんにとっては貴重な現金収入源であったために、
特に女性を中心としながら、子どもの手も大いに借りつつ、まさに一家総出で取り組んでいたのだとか
中でも、カイコが猛然と桑の葉を食べ出す、サナギになる直前の時期がもっとも多忙を極めたのだそうで、
まさに朝から晩まで、農家さんは桑の葉を摘みに桑畑と家とを往復したのだとか
ちなみに、桑の花言葉は、
「彼女のすべてが好き」「共に死のう」「わたしはあなたを助けません」「あなたよりも生き延びる」「知恵」
カイコが紡ぎ出す美しいシルクの輝きには、
知られざるカイコの生涯と、その成育過程を支える農家さん達…。
主に女性や子ども達の物語が隠されておりました
それでは本日も、「keiko的Lunalogy月星座ダイアリー2020」より、
keikoさん直伝による月星座アドバイスをお届けして参ります
5月22日 22:36 月は牡牛座から双子座へ移動
ダイアリーには、
「水とオイルのクオリティにはこだわって」とありますが、
これは、サインを問わず、12星座全体で意識すべき開運アドバイスです。
Q、山羊座木星期に最適なお水とは、どんなものでしょうか
keikoさん、教えてください(O1)
『やはり山羊座を意識したものがイイので、
国産かつ、山脈を源流とするものが
あとは、湧き水系のものもオススメ。
その場合は生まれ故郷の湧き水が最強ですよ』
なるほどっ。
ちいさなお子さんで体の約70%、成人では約60%を占めるという水分
その質にこだわることは、人生の開運の度合いも格段にUPすること、間違いナシですね
この時期には、身に着けるものはもちろん、
口に入れるものの品質にもこだわってまいりましょう