keiko的Lunalogy運営スタッフのMです
4月9日~13日は、二十四節気・清明(せいめい)の次候に当たる、
「鴻雁北(こうがんかえる)」の時節となりますね
すなわち、「雁(がん)が北の地に旅立つ」頃のこと。
ちょうどこの時期、子育てのために飛来するツバメ達と入れ替わるように、
がん達も、ツバメ達と同様、繁殖活動のためにシベリアを目指します
がんは、典型的な「冬鳥」
繁殖地であるシベリアは早くも8月下旬には雪に見舞われるのだそうで、
水辺で暮らすがん達は沼や湖が氷で閉ざされては生きてはゆけないため、
秋頃、日本にやって来ては、越冬し、
冬が終わると再びシベリアの短い夏を謳歌するために渡りを開始します
がんはその昔、江戸時代の「鷹狩(たかがり)」文化下においては、
将軍および鷹匠(たかじょう)によって訓練されたタカに狩られる対象として保護されていましたが、
明治に入り、法律で猟鳥(りょうちょう)と認められると、多く乱獲されました
それゆえ、1971年にはその個体数の著しい減少により、国の天然記念物に指定され、
現代では、がんは繁殖先であるロシアの政府と共に国を越えた保護・監察下に置かれています
現在、日本で見られるがんの種類は、マガン・ヒシクイ・コクガンなど。
かつての日本では、上記のように秋の訪れを告げる鳥として人々にとって身近な存在であったというがん、
戦前までは、東京湾が、もっとも重要な越冬地として知られていたのだそうです
江戸時代の記録によれば、
ハクガンという種類の白いがんがいっせいに集まった際には、
「まるで雪でも積もったかのように東京湾が真っ白に染まった」のだとか
しかしながら、湿地の埋め立てや水田の消失など、
戦後の都市開発の影響を受け、関東地方からは徐々に姿を消し、
1930年代を最後に、関東平野での観測の記録は途絶えたままです(М2)
「けふ(今日)からは 日本の雁ぞ 楽に寝よ」
小林一茶
~はるばると海を渡ってきたがんよ、
今日からは日本のがんとして、ゆったりと過ごしていいのだよ~
一茶の歌は、秋にやって来たがんを詠んだものですが、
近年、がん達の一大越冬地として知られるのは、
宮城県は伊豆沼(いずぬま)・内沼(うちぬま)周辺
がんちゃん達がゆったりと寛げる豊かな水田や湿地帯が急速に無くなりつつあるというのが、我が国・日本の実情であり、
がんちゃん達にはもちろん、我々日本人にとっても、
国家の原風景が失われつつあるという、厳しい現実が見て取れます
それでは本日も、「keiko的Lunalogy月星座ダイアリー2020」より、
keikoさん直伝による開運アドバイスをお伝えして参ります
4月9日 5:17 月は天秤座から蠍座へ移動
ダイアリーには、
「心の奥底から湧き上がってくる感覚を大切に」とありますが、
これは、「真理」を見極められる審美眼をもつ蠍座に根差したアドバイスです。
Q、感覚UPのために、今すぐ取り掛かれる開運アクションを、
keikoさん、教えてください
『やはり、“口に入れる物にこだわる”ことですね
単純に、添加物や保存料まみれのものを避けるだけでも、感覚がかなり研ぎ澄まされ
るのを感じられるハズ。
たいていの人は、一日三食、摂ることが一般的である現代。
(わたしはよくファスティングなどで調整するのですが)
食事に対する“惰性”を改めるだけでも、見えてくる世界が変わってきますよ』
なるほどっ。
「食」を司る蟹座のエネルギーが重要である今期・山羊座TGC期ですので、
ますます、三度の食事に対する意識・心配りが重要となりそうです
この時期には、身体の声に向き合いながら、
本当に必要な栄養素や素材を吟味してまいりましょう