keiko的Lunalogy運営スタッフのMです
魚座から牡羊座への月移動をお伝えする本記事では、
魚座にまつわる神話をお届けいたします
先月には山羊座の神話をお伝えしましたが、
魚座も、山羊座が生まれるきっかけとなった、ギリシャ神話の同じ場面で確認することができます。
山羊座の神話の主役は、牧畜と森林地帯を司る、パーン神でしたが、
魚座のお話では、美の女神・アフロディーテと、その息子であり、恋を操れる神・エロースとの、ダブル主演です
ある時、神々はナイル川のほとりで楽しく宴会を開いておりましたが、
そこに怪物・テュフォンが現れました。
神々が いっせいに逃げ出す中、アフロディーテとエロースも、急いで逃走を図ります
ふたりは魚に姿を変え、ナイル川に飛び込もうとする際、
離れ離れにならぬようにと、互いの尾っぽを紐で結びつけました
この姿をかたどったものが、おなじみであります、あの魚座のマークなのだとか―
このように、一見、美しく理想的な絆で結ばれているように思えるアフロディーテとエロースですが、
ほかにも、有名なお話があります。
それが、「愛と心の物語」と題されるもの
とある時代、地上では、絶世の美女ともてはやされる3人姉妹の王女がおり、
中でも、末っ子であるプシュケーの麗しさは群を抜いていました
その評判は神々の元にまで届き、
嫉妬にかられたアフロディーテは息子へと、『プシュケーに“鉛の矢”を射る』よう、命じます
※エロースに、鉛の矢で撃たれた者は恋を嫌悪するようになり、
黄金の矢で射ぬかれた者は、激しい情愛に憑りつかれる※
母の意のままに出かけて行ったエロースでしたが、
目にしたプシュケーのあまりの美しさに我を忘れ、誤って自分自身へと、黄金の矢を放ってしまいます
プシュケーへの恋心を抑えきれなくなったエロースは、魔神へと姿を変え、
プシュケーの両親に、プシュケーを生贄として捧げるよう言い渡し、
秘密の神殿にて、プシュケーと暮らし始めます。
しかし、神と人間との恋は絶対のタブーであるため、
エロースは、夜の暗闇の中でしか、プシュケーの前に現れようとはしませんでした
ある時、夫の顔を確認しようとしたプシュケーにろうそくの炎で照らされたエロースは、姿を隠してしまいます
そして、プシュケーもまた、エロースの甘美な出で立ちに一目で恋に落ち、
姑に当たるアフロディーテへと、エロースとの関係を認めるよう、許しを請います。
アフロディーテから繰り出される無理難題を次々にクリアしたアフロディーテは、見事、エロースと再会を果たし、
晴れて夫婦となったふたりの間には、「喜び」の意味をもつ、ウォルプタースという名の女神が誕生しました
「母」・「恋人」という、ふたつの異なる立場の存在の間で揺れ動く、エロース。
自分という生命の“根源”である母との間の「母子関係」vs自分という存在から派生した“男性性”が試される「恋愛関係」。
時に、魚座の皆さんが、
●情にもろい
といわれるゆえんも、このあたりから垣間見えるような感じがいたしますし、
同時に、
「自分自身の放った矢で苦しむ=自分自身の能力に対する過信・コントロール不能」
という項目からは、
ある種のナルシシズムさえ、感じられるほどです
男性にとっては、この世に生まれて、はじめて対峙する異性である、母との関係性。
もちろん、女性にとっての父親も同じでしょうが、
アフロディーテとエロースという母子神のお話からは、実に様々なエッセンスを読み取ることができます
それでは本日も、「keiko的Lunalogy月星座ダイアリー2020」より、
keikoさん直伝による開運アクションをお届けして参ります
1月29日 20:50 月は魚座から牡羊座へ移動
ダイアリーには、
「曖昧な返事で翻弄してみる」とありますが、
これはまさに、魚座の皆さまの特性を言い表したアドバイスです。
Q、改めまして、keikoさんが思う、月星座・魚座さんの女性の魅力を教えてください
『感性が豊かで、いくつになっても可愛げがあり、しかも、やさしい
ズバリ・“永遠の少女”です。
また、いい意味でスキがあるところも、男性にとってはたまらない魅力でしょうネ~』
なるほどっ。
永遠の少女なる、魚座さん。
まるで魚が水際でピチピチと跳ねるがごとく、
その存在感とは、みずみずしい生命力、そのものであります
この時期には、ビターな魅力も醸し出しつつ、
可憐に愛を表現してまいりましょう