いま、ぼくは空を飛んでいる。

 

龍はカゴのバックにぼくをのせて

バックの持ち手を口に加えている。

 

空を飛ぶってなんて気持ちいいんだろう。

・・・。

なんて、思うわけない!!!

 

 

「こわいよー!

落ちるよー!」

 


『アーシャ、怖いことなんて起きていないよ。

いまこの瞬間にある「美しさ」に目を向けて。

 

穏やかな風たちが通り過ぎていくよ。

あ!月が僕らに手を振っている。

鈴虫の歌声が聞こえる??

柔らかく美しい音だね。』

 

 

ああ・・・

あのとき、どうしてカゴに入ってしまったんだろう。

空を飛ぶなんて聞いていないよ。

この高さから落ちたら終わりだ。

 

 

「恐ろしいよー

とても・・・

怖いよー。」

 

 

『アーシャには

何も聞こえていないし、

見えていないんだね。』

 

 

「え?」

 

 

『アーシャは今起きている出来事が

自分を恐ろしい気持ちにしているんだって思っている?』

 

 

「うん。

だってそうでしょ?

今まさに怖い出来事が起きているんだ。」

 

 

『違うんだよ。アーシャ。

出来事はね、ただそこにあるだけ。

 

その出来事に「怖い、美しい、楽しい、辛い」といった

形容詞をつけているのは、誰だと思う?』

 

 

「・・・ぼくなの?」

 

 

『うん。

自分なんだ。

 

例えば鈴虫が鳴いているとき、その鳴き声を

「美しい」と受けとるのか。

「騒音」と受けとるのか。

それは、人それぞれ違う。

 

その日の気分でも違うね。

 

実際に起きている出来事を「事実」というけどね、

事実は1つでも現実は人の数だけあるんだよ。』

 

 

「うんと・・・

現実ってなに?」

 

 

(つづく。)

 

 

来週も幸せ脳をつくる引き寄せ物語!

文章版の「ブッタヌキと3匹の弟子」をアップします^^

来週は『エピソード1-2 人生を変えれば現実が変わる?』です。

いつもありがとうございます。

 

 

文章版の1話からはこちらをご覧ください。

 

 

 

下矢印応援のクリックいつもありがとうございますキラキラ

嬉しいですチューリップオレンジ 励みになりますチューリップオレンジ

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 引き寄せの法則へ
にほんブログ村

 

 

instagramで投稿のお知らせをしています。

物語のイラストと大切な言葉を載せています。

フォローしていただけると嬉しいですしっぽフリフリ

instagramのフォローはこちらから