「ただいま。はぁ・・・。」
『おかえり、優くん。
どうしたの?』
「良い気分・・・心地良い気持ちでいるって難しいね。」
『とりあえず、夜ごはん食べておいでよ。』
部屋にもどるとアーシャがドーナツ型のベットの上で丁寧に毛繕いをしていた。
「丁寧だね。」
『毛繕いをすると体がリラックスして良い気持ちになるんだ。
ぼくは寝る前の気持ちも、大切にしているんだよ。』
「寝る前の気持ち?」
『うん。
寝る前の気持ちってとても大切なんだよ。
良い気持ちで寝るとね、睡眠中に体も心も癒される。
良くない気持ちで寝ると体も心も癒されずらいんだよ。
あとね、寝るときの気持ちは次の日にも影響するんだよ。
夜に心地良い気持ちで寝ると
次の日の朝も心地良い気持ちで目覚めることができるんだ。
心地良い気持ちでその日を迎えることで
心地良い現実を引き寄せやすくなるんだよ。
どういう気持ちで眠るかって、とても大切なんだ。
だから優くんも、良い気持ちで寝よう。
今日はどんな日だった?』
「今日は1日、心地良い気持ちでいようって思ったんだ。
朝はね、いい気分だったんだよ。
今日、いつもより1時間早く会社に行ったでしょ?」
『一昨日、上司から電話がきたもんね。』
「うん。
朝早いのも、いいなって思ったんだ。
早朝の空気って気持ち良いしね。
車で好きな音楽を聞いて、いい気分で会社に向かったんだ。」
『いいね、いいね。』
「でもね、良い気分は長くは続かなかったんだ。」
『何があったの?』
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明日はエピソード10-2「1日の終わりにしないでほしいこと」です。