今日は「そもそも‟男心と女心”とは?!③」をお送りします。

 

 

このところ男性と女性の感覚の違い、「男心が分からない」「女心が理解できない」について話をさせていただいておりますが、その3回目はお互いのすれ違いが生じる中で、かなり頻度的にも高く、またかなり本質的な内容に触れてみたいと思います。男性も女性もお互いを好きになって一番の関心事は何かと問えば、それは「相手は自分のことを本当に好きなのか?」と言う事でしょう。その答えを一生懸に探そうとして、それこそ一挙手一投足にいたるまで気を配る努力を惜しみません。

 

特に女性は現実的な考え方をしますので、ちゃんと言葉で伝えてくれないと安心できずに疑心暗鬼になる気持ちが消えることはありません。常に「本当に好きでいてくれるの?」と心配のままの心理状態が続くと、それがストレスとして蓄積して行き、やがて怒りや哀しみが抑えきれない感情として表面化することになるのです。残念ながら男性はその女性のストレスが溜まっていく心理プロセスには無頓着です。女性が言葉で伝えて欲しいと思い続けていても、何となくはぐらかしたり誤魔化したりしてしまいがちです。

 

男性は「そんなこと一々言葉にしなくても分かるでしょ?」「‟好きだ”って態度でいつも接しているでしょ?」「恥ずかしいから、面と向かって言わせないでよ!」等と思っています。殆どの男性と女性の間の恋愛問題で生じるかなり本質的な感覚の違いと言って良いでしょう。男性は恋愛感情への羞恥心が強く、特に‟好き”‟愛してる”の言葉をストレートに伝えるのが苦手だと言う人が多いと思います。しかし女性は、彼の日頃の優しさや気遣いの中に‟好き”が感じられたとしても、それでも絶対に彼の言葉で「君が好きだよ!」「愛してるよ!」と言ってくれないと満足できませんし、誕生日や二人の記念日には何度でも繰り返し聞きたい精神安定剤の様な言葉なのです。今日も先日念願の‟真剣交際”へ入ったカップルが経験した‟初めての口喧嘩”騒動をご紹介いたします。顛末はこうです...。

 

 

<態度で示したいvs言葉で伝えて欲しい>

 

E恵さん:「F太くん、今度の週末はどこへ連れて行ってくれるの?」

 

F太くん:「そうだなー、天気があまり良くなさそうだから、カフェで何か美味しいものを食べながら話でもしようか...。」

 

E恵さん:「せっかくの休みだし、先週は忙しくて会えなかったから、何処かへ連れて行って欲しいな...。」

 

F太くん:「先週は休日出勤が入ってしまったんだから仕方ないだろう!ごめんって謝ったじゃないか!。」

 

E恵さん:「休日出勤がどうこう言ってないでしょ!二週間ぶりのデートだから思いっきり楽しみましょうって言ってるだけよ!。」

 

F太君:「じゃあE恵さんの行きたい所はどこなの?オレ合わせるから言ってよ!。」

 

E恵さん:「F太くんは私とデートしたくないの?それに‟話でも”しようかって何よ。時間潰しみたいに言わないでよ。」

 

F太君:「会いたくないなんて言ってないよ...ただ天気予報で週末の天気が雨模様だって言ってたから、寒そうだし雨に濡れて風邪ひいたりしないか心配になったんだ。だから遠くへ行くのもどうかなって思っただけだよ...。」

 

E恵さん:「そ、そうだったんだ...。私のことを心配してくれたのね...。ありがとう。」

 

F太くん:「いつも寒いのは苦手だって言ってたし、子供の頃から扁桃腺が弱いとも言ってたでしょ。それを思い出したんだよ。」

 

E恵さん:「そんなの最初からそう言ってくれたら、突っかからずに済んだのに...。」

 

F太くん:「オレがアウトドア派だってE恵さんも良く知ってるでしょ?それでもカフェデートをどう?って聞いたら、君を心配してるって分かるだろうと思ったんだよ。」

 

E恵さん:「そんなのちゃんと言葉に出して伝えてくれなくちゃ分かるワケないでしょ!それにF太くんの言い方が、何か気乗りがしない感じに聞こえたから、私は心配になってしまったのよ...。」

 

F太くん:「心配って、何を心配したの??」

 

E恵さん:「私とのデートが億劫なのかなって思ってしまって...。」

 

F太くん:「億劫になる訳がないでしょ!オレ先週の休日出勤の時もずっと『E恵さんに会えなくてつまらないなー』って独り言いいながらプレゼン資料をまとめていたんだぜ!。」

 

E恵さん:「そんな...仕事中はちゃんとしなきゃダメでしょ!。」

 

F太くん:「だって君がちゃんと口に出して言わなきゃ分からないって言ったんだろ。」

 

E恵さん:「それはそうね。言葉にしてくれて嬉しいわ。これからはいつもそうしてくれたらもっと嬉しいわ!。」

 

F太くん:「えーいつも言葉にするの?恥ずかしいんだけど...。少しはオレの気持ちも察してよ!。」

 

E恵さん:「察するって何を?」

 

F太くん:「オレがE恵さんを好きだってことさ!」

 

E恵さん:「マジ、いきなり...真顔で言われると恥ずかしいわ...。」

 

F太くん:「じゃあ言わない様にするよ。」

 

E恵さん:「そうじゃなくて、それなりのムードがあるでしょ...。」

 

F太くん:「ムード?オレの一番苦手な所だよ!だから、好きだって思ったらその時に言うから、それでも許してくれる?。」

 

E恵さん:「そうね、じゃあいきなり言うのは時々にしてね。」

 

F太くん:「時々って?」

 

E恵さん:「誕生日やクリスマス、あとは二人でお見合いした日や初デート記念日、それに...。」

 

F太くん:「えーまだあるの?!」

 

E恵さん:「要は私が言って欲しいと思った時ってことかな?!。」

 

F太くん:「それ、時々じゃないじゃん。」

 

E恵さん:「嘘、時々じゃなくて、いつでも聞きたいわ!。」

 

F太くん:「承知いたしましたぁ!。」

 

E恵さん:「軽いノリでふざけるのはダメよ!。」

 

F太くん:「何んだか難しいなぁ...(笑)」

 

E恵さん:「F太さん、私も大好きよ!」

 

F太くん:「嬉しいよ、ありがとう(笑)。」

 

はいはい、ご馳走様でした。二人にとって初めての口喧嘩は、こうして事なきを得ました。ちなみに週末のデートはE恵さんが以前に行きたいって言っていた自由が丘駅近くの「パティスリー・パリセヴェイユ」と言う有名なケーキ店へ行ったそうです。何と、F太さんは、わざと気乗りがしないふりをして、サプライズしようとしていたんですね...。E恵さんは昔から行きたいって思っていた有名店だったそうで、感激しまくりで雨模様も何のその、テンション上がりっぱなしで話が盛り上がり、美味しいケーキと楽しい会話に花が咲いた思い出深い一日になったそうです。ちなみにE恵さんは甘酸っぱいブラックベリー味のチョコムースが秀逸な「ルシュープレーム」と、マロンペーストの和栗とバニラクリームが絶妙な「モンブラン」、F太くんはライムの香りがするチーズムースの「エベレスト」と、赤ワインを効かせた「サヴァラン・ヴァン・ルージュ」を食べたそうです。少しづつシェアしながら食べたそうで...何より何よりでした...。

 

 

今日も良い一日であります様に。

 

 

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