今日は「そもそも‟男心と女心”とは?!②」をお送りします。

 

 

昨日に引き続き、‟男心と女心”と言うことで、「男心が分からない」「女心が理解できない」、つまり自分にとっての‟当たり前”が、何と異性にとっては全然‟当たり前”ではない場合が普通に多く起こり得るのです。そうなってしまった時に、‟男心と女心”についての予備知識が無かったことで、ギクシャクした関係になってしまったり、それが原因でせっかくの交際が終了してしまうことも決して珍しくないのです。そうなってから慌てることの無いように、云わば太古の昔から?の悩みについて、私が仲人として日々思うことを書かせていただくことにいたします。

 

恋愛をすると必ずと言って良いほど陥ってしまう‟男心と女心”の機微ですが、いつの時代も時の男女の頭を悩ませてしまう根の深い問題でもあるのです。そんな互いに相容れない永遠のテーマを敢えて選ばせていただくのは無謀だと感じつつも、決して‟男性とは”或いは‟女性とは”と一括りにせず、個性豊かな会員様の日常の婚活事情に沿う形で、具体的に分かり易く、「そうそう...あるある...。」とガッテンしていただける内容になればと思います。そしてその一端を皆さんに知っていただくことで、必ずやお互いを理解し、余計な衝突を避けることに繋がる話になればとの願いを込めたいと思っているのです。それでは早速、参りたいと思います。

 

 

<人間性を認めて褒めて欲しいvs考え方や行動に共感して欲しい>

 

男性は彼女から認められたい「承認欲求」が強く、一生懸命頑張って出した結果を高く評価して褒めてもらいたいと言う傾向が強いと思います。だから直ぐにドヤ顔で自慢したりするワケなのです。女性はそんな‟男心”を子供じみていると感じて、ことさら褒めようとはしないものです。一方で女性は彼氏に自分の考え方や行動に寄り添って共感して欲しいと願っています。だから「それはねー...」などと少しでも上から目線で意見しようものなら、「私の話を全然聞いてくれていないのね!」といきなり不機嫌になってしまうことになるのです。昨年の秋にめでたく成婚退会したある交際中のカップルが陥った、夏の日のトラブルの顛末をご紹介いたします。内容はこうです...。

 

C美さん:「D介君、そう言えば...今年の夏休みの予定ってまだ決めてなかったと思うんだけど...何か考えようよ!。」

 

D介君:「勿論、考えてるさ。二人で過ごす初めての夏休みだからね!。」

 

C美さん:「D介君って、確かキャンプが趣味って言ってたわよね。」

 

D介君:「そう!正にそれだよ!。でも良く憶えていてくれたね。C美さんはキャンプ経験あるの?。」

 

C美さん:「実はねー...私、小学生の時にガールスカウトに入ってたのよ。」

 

D介君:「えーっ、マジ?!何て言う偶然?!、オレ小学校でカブスカウト、中学時代はボーイスカウト、高校卒業までベンチャースカウトだったんだよ!」

 

C美さん:「だからキャンプが好きだったのね。日本ジャンボリーとかって行ったの?」

 

D介君:「あぁ、3年に1回あったから、確か3回行ったと思うよ。最後は2010に富士宮の朝霧高原で開催されたジャンボリーだったな。あの時だけ6泊7日の日程だったんだよ。楽しかったなーww。」

 

C美さん:「高校卒業まで続けたなんて凄いわー、私なんかジャンボリーに参加すると親元を離れて宿泊するのが心細くて、両親が勧めるのを泣いて抵抗した記憶があるわww。」

 

D介君:「そんな、凄くなんかないよ。オレ学校の勉強が苦手だったし、陸上部でも中々レギュラーにはなれなくてさー、ボーイスカウトが唯一の活躍の場所って感じだったんだよね。ボーイスカウトでは最高位の菊スカウト賞を貰えたんだけど、ベンチャースカウトでは富士スカウト賞まで届かなかったのが悔しかったなーww。」

 

C美さん:「えーソレって凄いじゃない!!じゃあ班長さんだったとか?。」

 

D介君:「そうねー、中学3年の時には上級班長をやってたよ。」

 

C美さん:「じゃあ、上級班長さん!今年の夏休みは私を二人だけのジャンボリーに連れてってね!。」

 

D介君:「それじゃあ、C美さんが行けなかった朝霧高原へ行こうか?!。もうね、星の数が全然違うんだよ!こんなに沢山あったんだ...って感動するよ!。綺麗過ぎて涙が出そうになるし、思わず都会の喧騒や日常のストレスなんか吹っ飛んでしまうよ!。云々かんぬん...。」

 

C美さん:「D介君ったら...もうキャンプの話になると夢中になっちゃうんだから...。今の私が言ったこと...ちゃんと聞いてたの?!。」

 

D介君:「あー聞いてたさ、朝霧高原へ行ってキャンプファイヤーで歌いまくろうね!。あー今から楽しくなってきたよ!最高の二人ジャンボリーを考えるからね!。」

 

C美さん:「もうD介君ったら...ww」

 

ちなみにD介君はC美さんが意を決して口にしたプロポーズを、それと気付かずに盛り上がっていたのでした。その日のデートから帰って報告を聞いた私は、思わずビックリして、C美さんの仲人さんへ直ぐに電話したのです。すると...。

 

先方仲人様:「やはり気付いてなかったのですね...。C美はガッカリしてはいましたが、無邪気な表情で朝霧高原の話をするD介君を見ていて、微笑ましくなったそうですww。」

 

私:「それは申し訳ありません...。すこぶる鈍感ですが、C美さんの事が大好きで、他の人との結婚は考えられないそうです。今日の件は本人も後で気付いたらしく、次回のデートでは必ずこちらから改めてプロポーズしたいと申して居りました...。」

 

先方仲人様:「鉄は熱いうちに打てと申しますが、C美の気持ちが高まった今を逃さない様によろしくお願いいたします。」

 

私:「承知いたしました。C美さんの大好きなアネモネの花束でお互いの結婚への気持ちをしっかりと共感し確認しあう様に話をさせていただきました。引き続きよろしくお願いいたします。」

 

その次の週末に二人は前回と同じ表参道のカフェで待ち合わせをしたそうです。時間を巻き戻して改めて気持ちを共感し合いたかったのでしょう。D君はC美さんの大好きな真っ赤なアネモネ(花言葉は君を愛する)に白のアネモネ(花言葉は真実)をアレンジした大きな花束を用意して、「貴女への愛は真実です。結婚して下さい!。」とプロポーズしたそうです。周囲のお客さんが注目して見守る中で...C美さんも感激して涙を流しながら「はい、末永くよろしくお願いします。」と言葉を返しました。勿論、カフェ中の拍手が中々鳴り止まなかったそうです。

 

これは後日談ですが...。

 

私(ハナ):「何故D介君は、あの時C美さんの逆プロポーズに気付かなかったの??。」

 

D介君:「大好きなC美さんが自分のボーイスカウト経験を褒めまくってくれたのが何だか人間性そのものを評価してくれた気がして、嬉しくてたまらず、朝霧高原の満点の星空の下で楽しく過ごす二人の妄想キャンプが止まらなくなってしまったんです。」

 

私:「あれほどC美さんの話を傾聴して共感シンクロしなくちゃ、心の距離を縮めることなんて出来ないよ!って言ってたのに...ww」

 

D介君:「でもハナさんが真っ赤なアネモネ情報を調べてくれたから上手く行ったと思います。本当にありがとうございました!。」

 

私:「白いアネモネを一緒にアレンジするなんて驚いたよ。素晴らしいアイデアだね。」

 

D介君:「失敗を何とか取り返したいと思って必死に考えたんですよ。今までで一番頭を使った感じですねww。」

 

私:「良かった、良かったww。」

 

 

今日も良い一日であります様に。

 

 

 

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有限会社FarmAを設立し、東証1部上場の(株)IBJ日本結婚相談所連盟と

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