引田香織『着うた「imagine」について』

着うた「imagine」について

おかえりー！

今日はやっとこさ、着うたの「imagine」について
ゆっくりお話をします

配信があった１０月１６日にも
簡単にお知らせさせていただきましたが

今回、アニソンオールスターズによる
「imagine」のレコーディングに
参加させていただきました！

この記事
書くのが本当に遅くなってしまったー

待っててくれたみなさん、ごめんなさい。

まず。このお話は
「THE WORLD WAITING FOR 2009-2010」
キャンペーン活動の一環のチャリティー企画です。

その活動の趣旨に賛同したアニメソング歌手たちが
アニソンオールスターズ

メンバーは

鮎川麻弥・鵜島仁文・遠藤正明

奥井雅美・影山ヒロノブ・きただにひろし

栗林みな実・佐藤ひろ美・高橋洋樹

引田香織・飛蘭・福山芳樹

松澤由美 and 井上俊次（キーボード）

＜五十音順、敬称略＞

非常に、豪華です

このメンバーでジョンレノンの「imagine」を
１フレーズずつ歌い、繋いでいって
最後は大合唱しています

そのアニソンオールスターズ版「imagine」を携帯電話で配信し

ダウンロード売上(１曲３１５円)の中から1曲あたり100円が
世界唯一の食糧援助機関であるWFP（国連世界食糧計画）に送られ
「学校給食プログラム」に役立てられる、という仕組みです。

寄付金を募るのって、いろんな方法や形態があって
団体も、数えきれないくらい種類があります。

わたしも、いろんなのを見たり調べたりしてきましたが
チャリティーやボランティアというふうにうたっておきながら
自らの富にすり替えている団体も、残念ながら実在するし

また、寄付が実施されていても
その使い道が現地では有効活用なされていなかったり

「寄付をすること」に対する抵抗感って
どうしても強くあったんですけど

わたしが今回の参加を決めたのは
寄付する先が「学校給食プログラム」だったこと！

ごはんを食べるしあわせって、本当にかけがえのないものだし
子供たちの笑顔を、お話を聞いたとき、すぐさま想像できたんです。

そして、300円のうち100円というのは
とても良心的な寄付率だと思ったから

それは、企画をされたスタッフの方の
お人柄にも直接触れて、感じたことです。

現在、世界では約10億人が飢餓・貧困に苦しんでいて
そのうちの約3億5千万人が子供だと言われています。

30円あったら、１人に１食を供給できるんだって。

30円。たった30円で！

１回のダウンロードごとに、100円が集まれば
3人の子供達に1食を供給できる。

大切な１日を、生き延びられる可能性が広がる。
小さな夢が、芽を出して花を咲かせられる可能性が。

わたしたちが、毎日何気なく
「いただきます」と「ごちそうさま」で簡単に片付ける食事は

遠い遠い国、でも実はすぐそばにある国で
命の危機にさらされて、切望されている１食。

あー。こんなの考え出したら本当にキリがなくて
何にも手につかなくなっちゃんだけどね…

だけど、知ってて何にもしないのは
やっぱり嫌だ。って思った。

自分の生活の全部を、彼らに捧ぐことはできない。

でも、歌をうたうことで
何かほんの少しでも、子供たちの役に立てるなら。

貧困にいる彼らのことを真剣に想って
プロジェクトを立ち上げた尊い人たちに貢献できたなら。

そんな想いで、参加させていただきました

わたしが歌を仕事にしているのは
歌を通して、大切な人たちと強く繋がりたいからで
そして、生まれてこれた、生きてこられた恩返しをしたいからで

そのためには、いろんな失敗をするかもしれないけど
どんなことにでもチャレンジしていくことが大事だと思う。

誰にとってもそう。

待ち望んでくれている人が
自分の気づかない場所にも、絶対にいる。

そしてその人たちとは、ただ待っていても出会えない。
アクションを起こして初めて、出会い、笑いあうことができる。

そのことに、今回の企画で改めて気づかされました。

かなーり長くなっちゃったけど
出来たてほやほやの「imagine」
賛同いただいた方は、是非ダウンロードしてみてくださいっ