シンエヴァの感想をネットで見ていると「卒業」という単語がチラつく。

キャッチコピーにも「さらば、全てのエヴァンゲリオン。」とあるので、卒業という単語が出てくること自体はまあわからなくはない。

 



だが、オレはシンエヴァを観て、「ああ、これで卒業だな」とはまったく思わなかった。留年である。

シンエヴァを観て卒業しましたって言っている人は、どういう意味で卒業と言っているのだろう。

 

エヴァのことを考えるのはもうやめてこれからは現実を生きていこうってマジで思えたのだとしたら、それはたしかに正しい在り方なのだろう。けど25年間エヴァのことをずっと考えて生きてきたファンが、これでもう心置きなく現実に帰還できるのだとしたら、10年程度のしかもたいしてファン意識のないオレが取り残されてるのは馬鹿みたいじゃないか。

 

まあ単なるネットミーム的な感じでシンエヴァを観たことを卒業(式)と言っているだけだと思いたいね。

前の感想記事でも書いたけど、あくまでもオレは現実と折り合いをつけていきましょうねって感じでシンエヴァをみたので、「卒業」という単語はどうにもしっくりこない(庵野秀明や制作スタッフが言うのはわかる)。

 

 

宗教っぽくなるけど(でもそれも含めてエヴァっぽいか)「エヴァは遍在する」って考えに近い。

卒業ではなく日常。

おはよう。おやすみ。ありがとう。さよなら。

シンエヴァ後、少なくともオレはエヴァをそういう対象として見ているのだけど皆は本当に卒業したのかな。

卒業したと言っている人はそもそも「入学」していなかったか、旧劇ですでに卒業していたんじゃないのかなあ。

卒業した人の意見を聞いてみたい。でもオレの読者にエヴァファン少なそうだな……。


シンエヴァは真っ当な結末を迎えて作品的には一切不満はないのだけど、やっぱり思想的に相容れないところはある。なぜならオレは社会不適合者なので笑

そういう意味では前の感想記事でも触れたけど、ダイナゼノンやエヴァのDNAを受け継いだ作品たちは違う答えを出してほしいよね。

思想的には大人(父)にならないリベラル的な生き方を肯定してみせてほしい。それは卒業できなかったオレにとって間違いなく希望になるはずだから。

 

 

 

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