この週末も・・・(日曜日編) | 本気ならヨシックス

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6月12日(日)

4年生は練習試合

八瀬大橋で1日練習試合。

たっぷり経験を積ませていただきました。

対戦チームの皆さんありがとうございました。

保護者の皆さんも連日のご協力ありがとうございました。

 

さて、この日は4種リーグ。

 

越えなければいけない山。

前の週に振り絞れた力を、ここでも発揮できなければいけない場。

 

この学年にとっては、この試合会場はあんまりいい思い出がない。

強風だったり、作戦盤が風で飛ばされたり・・・

 

「今日はそんなことの無いようにな」

って、まずは最初の言葉(笑)

 

第1試合は9時からだけど、8時過ぎから気温が上がり始めるのがわかる。

いよいよこの時期か・・・

暑さは少年少女たちにとって、雑念を加える要素ナンバー1。

それに打ち勝てるか。

6月のこの暑さを越えられずして、夏が乗り切れるのかっていう話をした。

 

この日の試合結果は、1勝1敗。

仏子ブラックスの壁は今回は越えられなかった。

でも、選手たちは頑張ってくれてた。

立ち上がりの本当に最初のフワフワがなければ・・・・

っていう部分の反省。

 

私の持論では、その日の最初の試合で負けた場合は9割が指導者の責任と思っている(賛否はあるだろうが)。

だから、そこは本当に猛烈に私が反省しなければいけない。

 

でも、1点ビハインドになってからも下を向かずに戦い続けたコリオーラの選手たち。

前半も比較的押し込めるシーンがあり『いける』と思っていた。

 

前半のうちには追いつけなかったが、ハーフタイムで戻ってきた選手たちには

『絶対にいける』

『大丈夫だ、絶対にとれるぞ』

と言い続けた。

 

いくつかの修正点、そして前半を見たうえで相手の守備の陣形に対して、ヒナタに伝えたほんのちょっとのアドバイス。

ヒナタはそれをしっかりと理解し、プレーで表現した。

それが同点ゴールという最高の瞬間を演出した。

 

歓喜に沸いた選手たち。

あきらめず信じた結果。

あきらめずやり続けた結果。

一生懸命戦い続けた結果。

 

それが一つの形になった。

 

いやー、嬉しかった。

 

その後の試合もヒヤヒヤとワクワクが入り混じったような感覚で見てた。

相手もこのままじゃ終われないってもちろん思ってるだろうから、攻撃の手を緩めないし、それをしっかりと防がなくちゃならない。

 

一生懸命走ってくれたと思う。

ただ、ほんの一瞬の確認不足から生まれる「ほつれた糸」が痛い痛い失点となった。

 

今の戦い方で、状況によって生まれるこのリスクは承知の上だった。

8人制というルールに則るとどうしてもこうなる。

私は、この8人制の動きを何とかして11人制に連動させたい。

そう思っている指導者も多いだろうが、そうでない指導者多い。

 

そして、8人制と11人制ではリンクしない箇所も多いのも事実。

本音言えば、9人制だったらもっとわかりやすく11人制に移行できると思う。(これも賛否はあるだろうけど)

 

8人制でやってて、11人制とリンクさせるために伝えるとするならば「8人制ではこうなるけど、11人制では・・・」みたいな伝え方をしなきゃいけない時がある。

この時点で別物になってしまっていると感じている私。

 

もっとうまい伝え方もあるのかもしれないが、私の技量ではまだそこまでは言えない。(言うとハッタリになってしまう)

 

試合に話を戻すと、そのリスクを承知で選手たちには戦ってもらっている。

決してそのリスクを無視しろって言っているわけではなく、『承知で戦っているのだから、そこを使われる時に対応できる準備は怠るな』という伝え方をしている。

 

ただ、そんな教科書通りのパターンがいつも来るわけがないのがサッカー。

こっちが考えている以上の状況が重なると、伝えきれていない状況になる場合だってある。

 

そういう時に「?」と頭が真っ白になるのではなく、『負けたくねぇ』っていう気持ちが体を動かせる本能的な部分が必要となってくる。

それが、いわゆる私が表現する「究極の場面」ってヤツ。

 

無我夢中でその究極の場面ですごいプレーをする選手もいるし、固まってしまう選手もいる。

これは言葉では説明しにくいけど、日ごろの活動から培っていかなきゃいけないものだし、頭が真っ白になってしまう選手でも、鍛え方と取り組み方でいくらでも改善できると私は思っている。

 

だから、この失点は痛かったけど、今のコリオーラでは対応できるかどうかっていう部分で半々くらいの状況だった。

 

だから、試合後「あの場面ではね・・・」っていう話をする必要があった。

つまり、この公式戦という試合でまた一つ新たにインプットする現象を目の前で体感したということ。

日々勉強。

試合から学ぶことが成長にどれほど大きくつながるのかはこれから問われるところだろう。

 

 

 

そのあとの大井FC戦は何とか勝利をおさめることができた。

試合後選手たちには、私たちスタッフが審判が終わってから解散するから・・・

という指示だけ出した。

 

審判しながら時折見えるコリっ子たちの行動。

そこは、試合の結果と関係なく、しっかりと咎めておきました。

 

安心は「心が緩む」ではなく「心が安らぐ」という意味。

「大一番だ」と、ずっと伝え続けてきたから、心の緊張感が解けるのはわかるが、そのギャップが大きすぎた。

 

咎められた内容はここでは書くつもりはない。

選手たちには伝えたので・・・。

 

わかっていないようであれば、また一から出直しになる。

 

ここに来るまで苦労してきたことがやり直しになってしまうとしたら、どれだけ無駄な時間を要することになるのだろう。

 

 

 

 

勝てなかった悔しさはある。

けど、なんか悶々とした悔しさではなく、素直に「ちくしょう悔しいな」っていう率直な悔しさ。

 

私は、あんまりリーグの順位のことは選手たちには細々と話さない主義だが、どうやら上位陣も星の取りこぼしがあるようなので、まだまだ混とんとしているこのリーグ。

 

痛い負けは喫したけど、「まだいけるぞ」の可能性を持つことも許されている状態。

色んなめぐりあわせがある中で、最後まであきらめないで行ける状況が準備されているのかもしれないなぁ~

 

リーグ前期の勝敗はもう忘れた方がいい。

今目の前にある1戦1戦をひたむきに戦い抜くしかない。

それがコリオーラらしさ。

 

次の決戦は7月3日。

しっかりと経験と英気を養って臨もう!

 

 

そして、ちょっと嬉しかったこと。

 

去年もその前もそうだったんだけど、コリっ子たちの言動がいろんなチームに刺激になっているみたいです。

例えば、ブラ体の声だったり、荷物の置き方だったり、試合に取り組む姿勢であったり。

 

それが、リーグ内で一緒にいる時間の長いチームが影響受けてるっていう言われ方を最近よくされる。

 

自意識過剰かもしれないけど、活性化してるっていう感じでしょうか・・・

 

この日も、「ほらコリオーラの子たちはさ・・・・」

っていう他のチームの指導者の方の声が聞こえてきて、コリっ子たちの耳にも入り、なんかどうすればいいのかわからずニヤニヤしてるコリっ子たちがいたり(笑)

 

うちは、うちらしく、人として恥ずかしくない行動をしよう、日本人なんだから日本人の良い部分も大切にする気持ちを忘れずにして、潔さや、努力、真剣、ひたむきなどを言い続けているだけ。

でも、それが評価されるというのは「サッカー上手いね」って言われるより何倍もうれしい。

 

それが、「やらされている」からスタートかもしれないけど、普通の行動になり、当たり前の行動になり、無意識の行動になってくれればと思う。

個々に「必要なこと」と理解してちゃんとやってくれるようになれば何よりうれしい。

 

「楽しさとは、目標に向かって本気になること」

 

コリオーラは、ひとつひとつの目標に向けて日々本気で取り組んでいく集団。

こうやって書くと、なんかガチガチのギチギチに縛り付けてるように思えるかもしれないけど、それは子どもたちの顔と雰囲気見てくればどうなのかわかります。

 

本気という部分にどう取り組んでいくか、どう挑戦していくかが重要。

本気で取り組んだから、本気で嬉しいし、本気で悔しい。

その経験をもっともっと積んで行こう。

 

ダメだ、書き出したら止まらないのでこの辺にしときます(笑)

 

この週末も素晴らしい経験をさせてもらいありがとうございました。

対戦チームの皆さん、サポーターの皆さん今週もありがとうございました。

 

私は、この試合のあとすぐに毛呂山にとんで、川越ジュニアのU-14が戦う新人戦の会場に。

そして、勝利した瞬間に立ち会うことができた。

ここに来るまで、苦労して苦労して苦労して勝ち取った勝利。

この勝利はきっとれからのきっかけになってくれるはず。

 

みんなの頑張りに感謝。

 

 

 

長くなってすみません<(_ _)>