先日…
何も変わらぬ誕生日の朝
を迎えました。
去年までは
起きた早々
「またおばさんになったね！」
とニヤけながら
おめでとう！
子供達との会話で始まっていた
今年は
それがないのが
ちょっぴり寂しい朝だった
家族や友人から
LINEでおめでとうがくる
自分を思い出してくれて
メッセージをくれる
それだけで
嬉しいと思える
穏やかな朝
奴のため息、嫌味、皮肉で
憂鬱になることのない
誕生日の朝は
何年ぶりだろう
誕生日なのに！と
ため息ばかりだった
生きてる事が
歳をとる事が
切なくなるような朝
いくつになっても
誕生日だけは
誰かしら
私を思い出し
連絡をくれる事が
嬉しくて…
朝から鳴り続ける携帯音
喜びも束の間
奴の気色悪い睨みで
奴隷のように
朝ごはんを催促し
ご飯に文句をつけ
食事しながら嫌味、皮肉
こんな奴と
誕生日にご飯を食べるのも
苦痛でたまらない
いつからか
いい歳こいて
誕生日に祝って欲しいのか？
と
言われ
祝って欲しけりゃ
金は出してやる
自分で行きたい店に予約しとけ
となり
娘が行きたい店をリクエスト
すると
即決
私のためでは無く
娘のための外食だ！
と
念を押される
嬉しくもない
食べた気もしない
そんな食事会はいらない
可愛げない！
これだからクソババぁは！
と
なり
ここ数年は
奴が飲み会や出張を入れるので
そっちの方が
断然良かった！
が
外食すると
所詮は俺の金
俺様抜きで贅沢しやがって
おまえごときの誕生日は
ファミレスの
安いステーキでも
贅沢だ！
と言われ続けてきた
これがなかっただけで
私の誕生日は
ここ10数年のなかで
1番穏やかだった