或る日、真理子の彫金仲間の米国人がお母さんの誕生日に浮世絵を贈りたいので

お店に来て直ぐに豊国の三枚続きの浮世絵を気に入り買って帰りました。

それから数日後に悪いけど浮世絵を返したいと言うので勿論直ぐに引き取ります

が一応理由を聞かせて頂けますか?と聞くとお母さんがロスの美術館に浮世絵の

事を問い合わせたところ日本人の小西と言う人が専門家で、彼に見せたらいいと

言われたので、見てもらうと$30から$50位と言われ、お母さんが返して来なさいと

話されたので。僕は解りましたと言いお金$450を返しました。直ぐに斉藤さんに電話すると、とても浮世絵の鑑定や査定など出来ると人とは、思えないと話し 余り相手にしないようにと言われたのでそのまま黙りました。ある時は、初老の米国人が日本刀を数振り持ち込んで来てお父さんが戦前日本で購入したもので安くするから買ってくれと話、刀を見ると、今研いだ刀みたいで話が合わないので断りましたが後で解つたのは日本人が日本で偽名とか監定に落ちた安い刀を買い米国で米国人を雇い売らせていたとの話でした。

お店を開けているといろいろの事が有りましたが開けてから一年半後家主が突然お金$三千ドルを出すからお店を明け渡してくれと言うので余り儲けも出づ渡りに船とお店を閉ることにしました。後で判明したのは隣のお店はうちの半分のスぺースで家賃、月になんと!二千ドル 今では月に一万ドル以上だそうです。儲けそこないの話ですいませんでした。

という訳で「曼荼羅」は終わりに成りました。