わたしの家から

小学校までは4kmありました。

 

子どもの足では、

最低1時間はかかりました。

 

一山超えていくという感じでした。

 

わたしの家は、

東浦部落にあり、

次に森下部落を経由して

 

いよいよ山の中に入り、

一山超えると

 

        容郎部落に出るのです。

容郎部落に小学校がありました。

 

小学校のすぐ横に

小さな個人商店があり

 

そこでいろいろな文房具や

お菓子も売っていました。

 

そのお店で

学校の帰りに

「買い食い」をするのが

流行っていたというか

魅力的でした。

 

自分には小遣いなるものは

ありませんでしたから

 

みんなが買ているのを見て

「ふん!!」と

いう感じでした。

 

「自分の両親が

一緒に生活していればな。」

と時々思いました。

 

しかし、

それは無理な話でした。

 

 

それにお金があっても

学校のすぐ横で

「買い食い」するのは、

ちょっと心が引けました

 

は~。