昨年末の入院日記から気になった部分を追記します。
私の入った病室は、6人部屋
その時は私を入れて4人、病室が広く感じました。
面白い事に斜め向かいの二人は、年齢こそ多少差がありますが、背格好が似ているだけでなく更に仕事の鬼でした!
入口近い方をAさん、私の向かいをBさんとします。
Aさん40代後半、Bさん50代後半
二人とも身長が170センチ近くある大柄な体格。
Aさん、自営業者らしく会社の事務の女性が何やら帳簿を持参、処理方法を聞いてます。
Bさん、保険外交員のリーダー的存在らしく、やはりこちらも中年女性がアドバイスを受けてます。
「このご主人は、3500万の保証なら大丈夫ね!」とか、
「○○さんにはカレンダーと日本手拭いを持って年末の挨拶に行ってね!」と指示してます。
翌日も、「携帯から○○さんの契約はどうなった?」とか、何人かに電話をかけ続けてます。
しかも呼吸が苦しいらしく酸素吸入をしながらです・・・
Aさんも会社に電話をし、前日の内容をチェックしてます。
患者らしいのは、私と斜め向かいの70代のおばあさんだけ。
静かなので、否応なく二人の話声が聞こえます。
私も会社にいると営業マンに「支払い額を早く確認して~」とか、
「売上げ報告書がでてないわよ~」って声を荒げてしまいますが、さすがに入院してまで頑張れません…全く気力がでません
Aさんは、声も大きく通るので何でも筒抜け、病名は「糖尿病」
お漬物、特にぬか漬けが大の好物!
更にお酒も大好きで、ほぼ毎日社長のご主人と息子さんで飲んでいるようです
栄養士さんもあきれ果てた声で、もっと塩分を考えて食事をするようにと注意をしておりました。
しかも社長の旦那さんは、既に高血圧で通院中とか…そんな事まで元気に愉快にしゃべっているAさん
いや~もうご立派としか言いようがありません
その後、栄養士さんから細かい注意が続いたのはもちろんのことです!
保険外交員のリーダーBさんは、肺の機能が低下しているらしく、主治医から大学病院への転院を勧められてました!
本人、大学病院は嫌いだと言ってましたが、たぶん仕事の電話が出来なくなくなるのがイヤなのでしょう・・・・
しかし、そこまでして仕事に打ち込む姿に女性の底力を感じたのと、その中に自分の姿もちらほら見え隠れしたのです。
自分を疎かにしては、いずれ取返しがつかない事になる・・・
お二人ともほどほどにして、自分をもっと大事にして欲しいです。
そして私も彼女達の会話や行動から忘れていた大事な事を、色々なシンボルで気づかせてもらいました!
普通に呼吸が出来ること、食事制限がなく美味しく頂けるなどなど沢山の幸せに改めて感謝した次第です