オバマ氏が大統領に決まった時、私は喜びよりも「彼や彼の家族の命をお守り下さい!」と、思わず祈らずにはいられませんでした。


私は自立するまで、アメリカ軍基地のある地域で過ごしました。

そこで子供の頃から見たものは「人種差別」でした。

両親の知人に軍関係者がいたので耳にした話ですが、「黒人の借りた部屋には絶対白人は入らないし、基地内でも一度黒人に付いたメイドは退職するまで、ずっと黒人のメイドしかできない!」

他にも暗黙の了解で、白人の入るカフェやショーパブも決まっていること、

そこへ間違って黒人の方が入ろうものなら袋叩きにあってもしょうがないと・・・・

子供の頃は、意味がわかりませんでした。

なぜ黒人の方達がそんな扱われ方をされるのか・・・これはそんな昔の話ではありません。

そして同じく住人の私達はアメリカ軍から差別を受けました。

酒に酔ったアメリカ軍人が、日本人をひいて殺しても基地内に逃げ込むと無罪でした・・・

他にも住人の命が理不尽な形で奪われた事件は沢山ありました。

オバマ氏が決まった時、どうか今度こそ『人種に関係なく命の重さを大切にしてくれる政治を実現して頂きたい!』と節に願ったのです。


世界の人々が、豊かな心で暮らせますように。