今日は母の命日ニコニコ


亡くなってから丸19年。



※昨年の記事↓



写真を見ればお母さんの姿はあの頃のまま

だけど、どんな話し方だったのか、

どんな声だったのか…

少しずつ薄れていってる泣


母子家庭でビデオカメラもなく育ち、

写真(写るんです)がやっと。

今みたいに簡単に動画なんて撮れなかった

時代だから、遠い記憶を辿り思い出すだけ。


亡くなって直ぐのころは

夢に出てきて欲しいキラキラって願ったのに、

なかなか出てきてくれなくて。

この19年で夢に出てきたのは2回だけ悲しい

その2回とも癌を患ってて、治療して

〝癌が消えた〞と元気そうに家に帰って

きてくれて私がすごく喜ぶっていう泣き笑い


…でも目が覚めるとお母さんがいない現実。

夢だって気付いたら一気に押し寄せてくる

喪失感…


お母さんが亡くなってから1年ぐらい

自分は癌かもしれないというどうしようも

ない不安に襲われ、しばらく病院通いを

していた時期がある。


診断はつかなかったけど、今思えば

心気症だったんじゃないかな…


お母さんは肺癌で亡くなったので、とにかく

癌への恐怖感が酷かったことを覚えている。


喉の違和感が強く咽頭や喉頭の癌かも…と

思えば耳鼻咽喉科で経鼻カメラをしたり、

吐き気があり胃が痛くて胃癌かも…と思えば

消化器内科で胃カメラをしたり。

便の色が悪い気がするから大腸癌かも…と

大腸カメラをしたり。


胃カメラではピロリ菌が悪さをしている事が

わかり、除菌治療をして癌はないことが

わかったら胃への不安はなくなった。


耳鼻咽喉科では異常は見つからなくて、

それでも喉の違和感がなくならないことを

訴え続けたら漢方薬を処方されて、数ヶ月

飲んでいた時期もあった。


他にも血液検査をしてもらったり、

乳癌や子宮癌の検査をしてもらったり。

とにかく不安になれば検査をして、

異常がないことを確認して自分自身が

安心できるよう行動していた。


挙げ句の果てに自分への不安だけじゃなく、

夜勤中に突然〝旦那さん生きてる?〞とか

〝火事で家が燃えていたら〞なんていう

不安に襲われて夜中の2時に旦那さんに

電話を掛けたこともあった。

私が不安で仕方ないことを理解して

くれていた旦那さんは怒ることなく、

「生きてるから大丈夫だよ」と言って

安心させてくれた。


あの期間は本当に病んでいたと思う。

お母さんがいなくなったショック、不安、

悲しみ、喪失感、悔しさ、やりきれない思い

色んな感情が渦巻いていたあの頃。


あんなに負の感情に支配されていたのに、

不思議と少しずつそう思わなくなっていた

自分に気が付いたのは、きっと『時間』

という薬のおかげ。時間が少しずつ私の

心の傷を癒してくれていた。


大切な人を亡くすということは

残された者にとって計り知れない

影響があるということ。


〝心にぽっかりと穴が空く〞という

言葉の意味を理解したあの頃の私。


全て20代前半に起きた出来事だったけど

それでもこんなに心が乱れたということは、

もし私が2年前の劇症型心筋炎でこの世を

去っていたとしたら、子供達にどれだけの

深い悲しみと絶望感を与えてしまっていた

のだろう……そう考えると胸が苦しくなる。


あの時、命が助かって本当によかった。

辛く悲しい思いをさせなくてよかった。

心からそう思うキラキラ


つい最近、上の子から手紙をもらったメールラブラブ

幼かった頃を振り返っての私との思い出や、

プチ反抗期で私に悪態をついた事への反省、

感謝の気持ち、私が中学生のころから描いて

いるまつげ付きくちびる💋ウサギうさぎ

キャラクターが好きなこと、私の普段の声や

歌声が好きなこと、手料理が好きなこと、、

〝ママの色んなところが大好き〞って。

そして・・

人間には寿命があること、もしかしたら

私が誰よりも早く旅立つかもしれないこと、

もっとずっと一緒にいたい、話したい、

色んな所に行きたい、色んなことしたい、

もっと沢山の時を一緒に過ごしたい飛び出すハート


たくさんの〝想い〞が書かれていたメール


普段上の子は、自分の素直な気持ちを言葉で

表現することや手紙は苦手で、こうして

改まった手紙をもらったのは初めてかも。

思わず嬉しくて涙がホロリ…ぐすんラブラブ


強がっているけど誰よりもさみしがり屋で

甘えん坊な上の子。


気が強くて似た者同士だからよく私と喧嘩

しちゃうけど、母の愛情を求める下の子。


私が味わったあの辛くて悲しい思いを

子供達にさせては駄目だ!と手紙を読んで

強く思った。 

私が突然5ヶ月入院した時に感じた思い、

今の闘病生活の中で色々思うところもある

だろうし、私がどこまで生きられるのか

分からない不安…

色んな感情を与えてしまってる。


だからこそ何気ない毎日を大切に過ごして

いかなくちゃならない。

たくさん話したり、たくさん笑い合ったり、

思いっきり楽しんで、時にはぶつかったり、

これからも色んなこといっぱいやろうね照れ


そのためには私がなるべく長ーーーーーく

元気でいなくちゃねウインク気づき



お母さんスター

どうかこれからも子供達と一緒に楽しく

過ごせるよう見守っていてくださいオーナメント