2020年の闘病記をもとに綴っています
6/19(金)
1回目の外泊訓練の翌日。
特にイベントもなくリハビリ、シャワー浴、
処置をいつものようにこなす。
リハビリではこの前のCPXの結果をふまえ、
マシーンを使用して歩くスピードを体感。
退院後のウォーキングペースとしてだけど
少しゆっくりなのかな?と感じる。
今の私ではこんなものなんだろうな。
もっと体力と筋力がつけば自然に上がって
くると思うから頑張らないと!
明日はいよいよ2回目の外泊訓練。
それで問題がなかったら23日に退院予定
と決まった

6/20(土)
2回目の外泊訓練日。
10時頃旦那さんが子供達を引き連れて
迎えにきてくれた。
今日は土曜日なので学校は休みの日。
子供達がお迎えに来てくれる気持ちが
とっても嬉しい

家に到着してからも子供達は代わる代わる
私と話をしたり遊んだりただ側に居たり

夜ご飯は私の行きたいお店第2弾!
のパスタ屋さん

麺ばっか食べてる気もするけど…お野菜を
しっかり摂って、パスタはそんなに
いっぱい食べられなかった
けど満足


家に帰りシャワーを浴びて処置をする。
2回目の就寝前の病院連絡は介助者である
旦那さんの役割。しっかり伝える事ができて
機器の取り扱いもまずまずスムーズに
こなしてくれた。
この夜も子供達と就寝
ちょっと前までは

毎晩寝かしつけていたのに、いつの間にか
こんなに大きくなって

寝顔を見てまた幸せな気持ちになる

6/21(日)
翌日も家族水入らずの時間を過ごして
あっという間に帰院時間。
今日も「病院駐車場まで見送りに行く!」
と子供達

いつも賑やかな我が家の車内



病院に着いて子供達と別れ、旦那さんと病棟
へ戻っている間に一事件あったらしい!笑
(これを下の子トイレ事件という
)

6/22(月)
外泊訓練は問題なかったため、23日に退院
する事となった。
この日は最後のリハビリを行って、退院後の
日常生活での注意点やこの先のVAD管理方法
なんかを聞いたり、次の外来までの内服薬や
処置物品などをもらったりした。
その夜、5ヶ月間を振り返りながら入院生活
最後の夜を穏やかに過ごす

本当に色々あったな…
まさか植込型VAD装着して心臓移植待機者に
なるなんて思ってもみなかった半年前。
体外式VADを入れて身動きのとれなかった
期間が約2ヶ月半。いっぱい悩んで
トラブルを乗り越えて、植込みをして
目標だった〝家に帰る〞ことができる。
次なる目標はずっと先にあるけれど、
まずは一歩一歩確実に前に進んでいこう!
そう思いながら眠りについた。
6/23(火)
退院当日。
今日は子供達は学校なので旦那さんだけ
迎えにきてくれたのはいいんだけど…
9時頃に来る予定だったのに高速で出口を
間違えてしまい1時間も遅れてやってきた

病棟の入院時間と重なってしまい、最後の
確認のために待ってる看護師さんもなかなか
来ず待ちぼうけ・・手続きや支払いを
済ませて病院を出る事ができたのは11時

そこから処置用ワゴンを購入するため、
外出訓練で行ったお店に向かった。
私は後部座席に座って携帯をいじっていた
ので外を全く見ていなかった。しばらくして
道路の案内標識をみると全然違う方向へ
向かってるじゃ~ないですか!!
おい~!

そこから私が携帯のナビで案内をして…
本来なら30分で着く予定の所が1時間半も
かかってしまった

退院当日までバタバタの我が家って

先に昼食を食べ、お目当ての物を購入

子供達が学校から帰ってくる
時間になるので帰宅する事に。
帰りの車の中で、これから大変になるよね…
なんて旦那さんに言ったら、
「それでもただ家に居てくれるだけでいい」
と言ってくれた旦那さん

私が帰ってきて家族4人揃う事が大事

子供達には母親がいなきゃダメなんだ

と…

下の子は私と会えるようになってから
表情も明るさもぐん
と増したらしい

そう言ってもらえると辛い闘病生活を
頑張ってきてよかったと思う。
なによりも迷惑をかけてしまった家族や
協力してくれた友人達、応援してくれた
職場の仲間達、そして2回の転院の中で
お世話になった医療従事者の方々など、
とにかく沢山の人達に助けてもらった

1人1人みんなに直接お礼を言いたいけれど
コロナ禍のご時世、なかなかそういう
わけにもいかないからどうかこの思いが
伝わりますように

心からありがとう

と

でも!退院することがゴールじゃなくて、
これからが本当の試練だと思ってる。
私にできる事…決して無理はしないように、
自分がやれる管理をしっかり行い、
できるだけ良い状態をキープしていくこと!
そしていつか訪れるその日のために
備えていくこと!
その先もまだまだ続いていくし、どんな
未来が待っているのかは誰にもわからない。
みんなに繋いでもらったこの命

当たり前のように明日が来るとは
限らないから、なによりも必要として
くれている人のために、、
もちろん自分自身のためにも精一杯
生きていこう

今日という日を大切にして

家に到着し車から降りた。
ふと庭を見ると、大好きな紫陽花が
かわいらしく咲いていた。
ガチャ!っと玄関が開き、子供達が笑顔で
お出迎えをしてくれる





今回の記事で入院編?は終わりです!
昨年11末から書き始めてかなり長く
かかってしまいましたが・・

2020年の闘病記はもう少しだけ
残っています。
次回からは退院~ブログを書き始めるまでの
5ヶ月間で起きた事やVAD生活の事などを
書いていきます

勉強の方も忙しくなってきたので、
今までよりのんびりペースになるかも
しれませんが、この先もゆっくり気長に
書いていきたいと思います
