2020年の闘病記をもとに綴っています


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---ICU13日目---
前日リハビリ疲れのため昼食べられず
夕食もフルーツとヨーグルトだけ…
でも一晩休んだら復活

朝ごはん~
って楽しみに待っていたら

午前中に検査あるため朝食も欠食

これだけお腹空くから良くなってきたはず!
なんて思ってたら、
『午後からお部屋変わりますからね~』
とベッド周囲や床頭台の荷物をまとめ出したICU看護師さん。
『CCUか、こういう機械(VAD)を入れている
方達がいる病棟に行くと思ます』と。
やった!ICUを出られる

状態も落ち着いてきている証拠

広い個室にはなってるけど、動けない私は
景色も見れないし、モニター音や明るさが
気になって、寝れても1~2時間ぐらい

少しだけ元気になってきた分、
ストレスを感じてたからなんていい
タイミングなの



検査も終わり待望の昼食を食べて準備OK(
でもなかなか呼ばれず……

3時半頃ようやく転棟先の看護師さんが迎えに来てくれた。
体外式LVADがあるからCEさんも来てくれて、
循環器内科の担当医S先生や看護師さん達と
共に病棟へ……
寝ていたからほとんど天井しか見てなかった
けど、病棟に入る時に自動ドアがあって
セキュリティ管理されている。そして
照合させないと開かないようになってる

新しい病院なのもあってとってもきれいだし、
1人1人が業務用スマホをもっていて連絡や
Nsコールだけじゃなく、記録や確認、
チェックなんかもできて、色々整っていて
改めて最先端の施設なんだな~と思った!
病室に着いて思ったことは……
ぜ~んぶ個室!
ICUからの転棟という理由だけじゃなく、
同じようにVADを入れた方達が沢山いる
この病棟の病室は全て個室になっている。
心臓移植後に入るクリーンルームも
兼ね備えられていて、
重症心不全・移植科と呼ばれている。
各病室の入口に大きな心電図モニターが
ついていて、室内にもモニターや
血圧計なんかも1つずつある

地方の古い病院で働く私にとったら
見るものぜ~んぶ興味津々

ウチの病院だったら…………

比べようがないけど

キョロキョロ観察しまくってた

VADを入れているからドアを完全に閉める
わけにはいけないけど、
病室の入口入ってすぐトイレがあり、
カーテンで仕切られていて見えない作り。
視線を気にしないで過ごしやすい部屋に
なっている。
とっても居心地のいい空間だなって思った。
後から聞いた話では、この病棟は何ヵ月も
長期入院される方が多いから、ストレスに
ならないような空間になっていると!
・・・と言うことは
私も長い入院になるんだろうか……
早く回復してVAD外したいのにな~って
思ってた。
バタバタと看護師さん5人ぐらいで
医療機器類のセッティング、バイタル測定、
血栓の確認などの観察、荷物を収納し・・
落ち着いた頃にはもう夕食だった。
心機能は回復してきていると言うけれど、
未だ外せるほど元気にはなっていない心臓
このまま元気になるぞーって意気込んで
転棟1日目が終わったのでした
