感想文に悩んでいる。

 

ひとつ何かをしていると、それにいっぱいいっぱいになって
他が何も回らなくなるのはいかがなものか。
どうにかしたい、と思っていたのは5年前くらいまでで
最近ではもうこれは治らないものとして対処していくほうがいいな、と
気付いたところだ。遅いよ。

 

たぶん私は人類で最も「時間がない」と言ってはいけない部類の人間だ。
でもなんか、
やるべき事があれこれあると、うまく文章が紡げない。

…時間があればうまい文章が書けるとでも言うんか。

 

感想文に、悩んでいる。

 

友人に本を借りた。
どれもこれも本当に面白くて、
これからの人生が変わりそうなくらいの衝撃を受けたりもした。
今さら変わったところでどうする。

 

いかん。セルフ突っ込みが多発してる。いかんいかん。

 

 

 

面白かった、というのをぜひとも伝えたい。
いや、「ありがとう〜面白かったよ」で済ましたっていいんだ。
友人は気にしないだろう。
でも伝えたいと思ったんだ。

 

しかし、なかなか言葉にするのが難しい。

 

例えばあのシーンのこのセリフがさ、いいよね。…って
そんな言い方じゃ、
箇所を指定して「ありがとう〜面白かったよ」って
言っただけになんないか?

 

ちっがうんだよ。
すげえ面白かったんだよだから。
ええとこう、なんだかピリピリするセリフで、それを受けてのあの反応がさ、
うわぁードカーンザブーンって感じで、余韻がジンジンしてるところに
あれでしょ?もう叫びたい!

みたいな。

 

 

感想文を書くために、何度も本を読み返す。
その作業は、なんだか「作業」っぽくなってしまって、
感動の大きさに対して、なんだか、失礼にすら感じる。

 

 

 

 

いや。もっと失礼は、本を借りておいて無言なことなんだよな…

 

 

 

 

ああ私は はやく感想文を書いてしまいたい。

なのになんで、ついついnoteとかで雑文書いてるんだろ。

 

 

手を取り合えばその感動が伝え合える、とかって能力目覚めないかな。
いや、そうすると

「ここんところは微妙だったネ」みたいな気持ちも伝わってしまうのか?
そこはいいんだ黙ってろ。
いやいやそれすらも感動って言えるかもしれん。
伝えてもいい、ものかもしれん。
けど

どっちでもいい。だって私には精神感応の能力は無いから。

 

 

 

 

 

感動していたい。

ただ感動して、震えていたい。

 

 

もう少しだ。

もう少し、心が新鮮になるのを待って、感想の手紙を書こう。そうしよう。