雲がときどき交差している。
上空と地表近くの風向きが違うとき(わりとよくある)ボケ〜〜っと雲を眺めるだけで数時間を過ごせる自信がある。
光の当たり具合とかで、雲の輪郭がゆらぐのを、飽きもせず眺めていられる。
よし、わたしは無職になっても退屈はしないぞ。
食べていけなくはなるけど。
ノートPCのファンが、さーっと音をたてはじめて
わたしは一瞬、雨が降ってきたかと思って微笑んだ。
いや、そろそろ雨はもうけっこうだけど。
それにしてもこの、すっきりしない天気。
夏が終わるって勘違いしちゃうな、と考えて、ほんとうに夏が終わるのだと気付く。