夢の中の話
夢の中の話である。
鮮明に覚えている。
場所はおそらく京都か奈良である。
おばあちゃん家に行く途中に乗る近鉄線が舞台になっていたからだ。
まず想像して欲しい。
このへんで言うと京急南太田みたいな4つの線路があって、上下線2つ1番手前と奥の線路にだけホームがもちろんある。
真ん中2つの線路は通過専用列車の線路だ。
なぜか真ん中2つの線路に車両が止まっていた。
そして列車の1番先端付近と近くにかかる橋には沢山のギャラリーがいる、
更になぜか俺は最前列(手前の線路ギリギリの列車に当たらないらへん)に陣取っていた。
すると目の前に一本の列車が目の前を通過した。
もちろん通過専用線路にとまっているから今日は特別にホームに入って来た。
そして近すぎて真ん中の車両への視線を遮った。
そしてその電車が通過して再び真ん中の電車が視線に入る。
そこにいたのは、、
テゴマス



そう、テゴマスが電車の屋根の上でライブしてる

もちろん、列車の上だからスポットライトなんて簡易でひとつづつが二人にあたるだけ。
でも二人は、、
そんな場所でも一生懸命にギターひきながら歌っていた。
もちろんライブ中も引っ切りなしに電車は通る。
その都度、目の前には大きな車体に車輪が目に入る。
ライブの音と電車の音、ファンの歓声、
様々な音が混ざり合い、
ここにしかない異様空間なライブに俺はテンションがあがっていた。
必死にまっすーと叫んでいた。
二人はキッスなんちゃらみたいな題名は分からないが、、聞けば誰もがわかるあの歌を歌っていた。
あまりにヒートアップして俺は気持ち悪くなった。
とはいえ最前列だ。
トイレには行けない。
その場でうずくまっていた。
もう抑え切れない。
でもここで出しては行けない。
と思い、踏み止まる。
そして少し落ち着いた。
テゴマスに再び目をやると、まっすーがサングラスをかけている。
シルエットが明らかに違う。
そこにいたのは、
増田貴久ではなくて、
増田ゆう☆ろうにかわっていた。
その瞬間俺はゲロを吐いた。
俺はテンションがうなぎ下がりした、
というよりは輝くマスを見てどこか遠い存在になった様な回想を遠い目でしていたんだろう。
しかし、あまりにも輝いていたマスを見てホッとした。
あいつは今どこで何を思う………
昔の親友よ、、、永遠にーーー。