絶対負けられない戦い

7月3日、日曜日。

PM21:00

磯子のﾌｯﾄｻﾙ場全面を貸し切って、

全面サッカーを、
8対8でやるという、

そして負けたチームは全額75000円をかけた戦いである。

まさに絶対に負けられない戦いである。

俺は、初めて呼ばれた。

タメ
対
先輩

です。

分かりますよね？

こちらは緊張MAXですよ。

分かりますよね？

はい、わかりますよね。

ルールは、
20分×3本の特別ﾙｰﾙ。

21:30キックオフ。

俺は、、

ベンチスタート。

この時の気持ちを綴ろう。稲葉選手のコメント
『正直悔しいですよ。やっぱそれは。ただチームが勝つ為の手段なら僕はそれでも構いません、ただ出たら必ずやってやろうと思って見てました。』

前半10分を過ぎた頃だろうか、さっそく出番が来た。
ポジションはFW。

お前は張ってろの指示。

そしてこの試合最大の見せ場が訪れた。

和田からの絶妙のスルーパスに絶妙なタイミングで抜け出す俺。

キーパーとの1対1。

空振りしました。

すみませんでした。

ありえないミスです。

すみませんでした。

1本目は0-0で終了。

ガチである。
本当にガチ。
でもだからこそたのしい。でもまじチャンスを外したから次は決めなきゃいけない。

2本目も出場。

さっそく試合が動く。

大場君のゴールで先制。
そして相手のミスで、

2-0になる。

そして、右サイドにいた大場君からふんわりとしたループパスが前線に送りこまれる。

すかさず反応する、俺。

その浮いた球をそのまま右足で合わせる。

ネットが揺れた。

3-0。
稲葉選手のコメント
『1本目に外してたので、絶対チャンスがあったら決めてやろうと思ってました。まだ勝った訳じゃないんでまた次も狙っていきます。』

そして1点返されるも、
大場君のｽｰﾊﾟｰビューティフルｺﾞｰﾙで、4-1で、

2本目終了。

あと20分守れば勝ちだから。絶対に負けたくなかった。

この時点で4-1です。
勝ってます

3本目キックオフ。

始まると同時に、、

反撃にあう。

たちまち5分間に、
3点決められ、

4-4に。

俺は1点決めた後に、見せ場もなくひたすら自分は鈴木隆行だといい聞かせて、ポストプレーやくさびに徹する。

残り10分ぐらいだろうか、

相手のクリアボールが俺の前に。

目の前にシュートコースが見えた。

もう打つしかない。

そうおもい、

左足をおもいきり振り切る。

ネットが揺れた。
本日2得点目である。

そして決勝戦となる、
5点目を決めた、
めちゃ気持ち良かった。

稲葉選手のコメント
『まあ本当相手はおせおせだったんですけど、だから何とかしたかったんで決めれて良かったです。』

残り時間守りきって、、

チームは5-4で勝った。

稲葉選手のコメント
『2得点？いやチームが勝ったんで良かったです。でもまだ課題も見えた試合だったんで次も頑張ります』

っておまえはプロか