例題です。

 40人の学級で、体育部に所属している生徒が21人、文芸部に所属している生徒が23人です。どちらの部にも所属していない帰宅部の生徒が4人いました。体育部と文芸部両方に所属している生徒の人数を求めなさい。

 

回答

1,学級生徒数40人で帰宅部生が4人なので体育部+文芸部生は

40-4=36

2,この36人の中に体育部21人と文芸部の生徒23人の合計44人が所属しているので、両部に所属している生徒は次のようになります。

(21+23)―36=8

3,答 8人

 

A           B    C         D      E      

体 育 部

8人

文 芸 部

帰宅部4人

AD36名

AE40名

AC体育部21名、BD文芸部23名

 

 

 

これを踏まえて上級問題となります。

問題1

 40人の学級で2つの算数の試験を行いました。問1は10点満点、問2は20点満点で採点し、満点か0点とし、中間の点数は付けなかった。結果は問1の平均点は5点、問2は12.5点で、合計得点0点の生徒が5人となった。

 合計得点が10点、20点、30点の生徒はそれぞれ何人となりますか。

              

              ↓

              ↓

              ↓

              ↓

①   平均点=データーの合計値÷データー数

②  平均点×総人数÷満点=正解者数
 

②   の事例

一郎

20点満点

花子

0点

次郎

20点満点

道子

20点満点

三郎

0

①   式 平均点12点=(20点満点×正解者3人)÷全5人

正解者を求める式に移行すると

平均点×5=満点×正解者

平均点×5÷満点=正解者

②   式 平均点12点×5人÷20点満点=正解者数3人
         


 

問題1の解答(算数の苦手な私自身の解き方になっており、数字の前の漢字などは何を指すのかを確認するためのもので、計算にあたって不要となりますのでご注意ください)
 

1,問1の平均点は5点なので

(平均5点×総人数40人)÷10点満点=正解者20人

2、 問2の平均点は12.5点なので

(平均点12.5点×総人数40人)÷20点満点=正解者25人

3,0点の生徒は5人となるので

A          B      C          D      E

 

(20+25)-35=10

 

0点生徒5人

AD35名、AE40名
 

AC問1正解者20名

BD問2正解者25名
 

 

 

答え 10点満点は10名

(問一正解者20名―10名=10名)

答え 20点満点は15名

(問2正解者は25名―10名=15名)

答え 30点満点は10名

 

 

如何でしたでしょうか?

平均点=データーの合計値÷データー数は今でも理解できますが、移行変換後の

平均点×総人数÷満点=正解者数はさすが忘れておりました。