軍国酒場@ラピュタ阿佐ヶ谷 | なななのななな

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長いトンネルを
ぬけたように思う時があるだろう
そんな心の晴れ間
ぼくは探しつづけたい

男子が軍服を着て接客する軍国酒場が今作の舞台。
 

メイド喫茶より四十年も以前にこういうことをやっていた大映は流石。時代を先駆けている。しかも女の子じゃなくて男の子バージョン。好きすぎる。

 
軍服以外にもコスプレだらけだった。もはや大映コスプレまつり
 
 
とりあえず若手の配役は以下の通り(一部、若手ではない俳優が混じっているかも)
 
 
ヤクザ組
浜口喜博、三角八郎、丸井太郎、谷謙一、津田駿二、川井脩、川島祥二、藤山浩二、若松健、中原健、若林祥二(風船対決のときヤクザは12人居たが、ひとりだけ見かけない顔の俳優だった。若林祥二は酒場の外の見張り番役だったから、風船対決の12人のなかに居たかどうか定かではない)
 
 
軍服組
志保京助、黒須光彦、花野富夫、高浜裕、藤巻潤
(あと三、四人ほど居たが、高浜花野に見惚れていて覚えていない)
 
 
学ラン組
三田村元、井上信彦、佐々木尚夫、渡辺久雄(もうひとり居た。元と信彦は制帽無し、ダブルヒサオは制帽有り)
 
 
若手は他に、警官役で成田昇二、清川玉枝の運転手役に黒川清司。スチール写真に写る清司は軍服を着ているけど、映画本編では運転手役だった。本編の配役に忠実なスチールを撮るならば、清司のポジションには高浜くんが収まっているべき。
 
(ラピュタのサイトに掲載されているものの転載。左側が清司、右側がくろみつ)
 
このスチール写真欲しい
 
 
 
 
 
 
◯脩と浩二とダブル健が颯爽と現れたときに「よっ!待ってました」と言いたくなるのは私が大映ファンだからなのか。大映の三下ヤクザ役には欠かせない顔ぶれ。
 
◯志保京助と春本富士夫(潮万太郎だったかも)がじゃれているときに、その横で噴き出すように笑っちゃう高浜くん。京助と富士夫のやりとりが面白かったのだろうけど、喜劇で俳優が笑ってしまったら駄目だろう(笑)
何物にもとらわれない、あの飄々としたところが高浜くんの魅力だと思う。そして俳優も良いけど、アイドルにも向いているタイプだと思う。このタイプの男子はいつの時代も間違いなく人気がある。私がもしも今、アイドル事務所を立ち上げるとしたら、まず一番に高浜くんみたいな人材が欲しい。
 
◯義雄と喜佐夫のちびっこ記者コンビ
 
◯若林祥二と中原健が抱きつくのは今作一番の見どころ
 
◯大映ファンの方々が口を揃えて言う『大映は女が強い会社』、『大映は喜劇が苦手な会社』という評価をしみじみ実感する作品であった
 
◯いわゆる小品だけど、私のような若手脇役好きには見どころが多すぎる作品だった。「九時間の恐怖」のように同梱版としてDVD化してほしい