身体障害者手帳について | hikaru_youのブログ

身体障害者手帳について

人工透析治療になると身体障害者1級に該当するため、身体障害者手帳の申請ができます。手帳の交付後は医療費助成の申請ができるようになります。
その他、特定疾病療養受療証で自己負担限度額を下げたり、心身障害者医療費助成制度の申請で、所得に応じて最大全額助成(つまりかかった医療費全額が戻ってくる)されます。
お住まいの自治体のホームページで探してみて下さい。


腎臓機能障害の等級は、1級、3級、4級があり、その等級の目安は、血清クレアチニン濃度で決定されます。また、推算糸球体濾過量(eGFR)で3級、4級の認定ができます。
【血清クレアチニン】
 4級;3.0mg/dl以上5.0mg/dl未満
 3級:5.0mg/dl以上8.0mg/dl未満
 1級:8.0mg/dl以上
【推算糸球体濾過量(eGFR)】
 4級;10以上20未満
 3級:10未満
等級に応じて自治体での助成制度が変わるために自治体の障害担当課に確認してみて下さい。


私は、自己負担限度額一万円で、かつ心身障害者医療費助成で全額戻ってきてます。内科でも整形外科でもかかった医療費は全て戻ってきます。以前は、e-taxで医療費控除申請してましたが、今はそれが不要となりました。


私は、サムスカという薬を服用するため初めは3級を取得し、人工透析のタイミングで1級に変更しました。医療費助成は、1級でないと受けられないものもあるため注意が必要です。


身体障害者1級になると、次のような福祉制度が利用できます。
仙台市の場合は、
・税金の控除・減免:特別障害者控除、自動車税の減免等
・交通機関の割引:仙台市交通局(地下鉄・バス)半額
・JR運賃の割引:100km以上乗車券半額
・航空運賃の割引:割引額は区間によって異なる
・タクシー料金の割引:10%割引
・有料道路料金の割引:半額
・公共施設利用料:無料(特別展示は除く)
・NHK受信料の減免:半額免除
・携帯電話基本料金の割引:3キャリアでの割引サービス
などなど。
各自治体で、保健福祉サービスの総合案内を作成してるので、身体障害者手帳申請時に入手しましょう。


身体障害者手帳を取得するのに抵抗がある方が多いようですが、仕事や生活にほとんど影響がないと思います。


ただし、人工透析治療をする場合は、勤務時間や出張等に影響するので、それらについてあらかじめ会社に相談しておくことをお勧めします。
私の場合は、腹膜透析のAPD(& CAPD)でしたので、日勤や出張には影響はありませんでした。コロナの自粛以降は、リモートワークになりフレックス勤務となったことで血液透析に移行しても、ほとんど支障はありません。